{ "347000521_0": "「んん……、ここは……」", "347000521_1": "「おッ、目が覚めたな」", "347000521_2": "「私は……確か穴に落ちて……」", "347000521_3": "「ああ。\\n 下が魔物の巣とか水流じゃなくて助かったよ」", "347000521_4": "「どこか痛いところはあるか?\\n グミが少し残ってるから、食っときな」", "347000521_5": "「ありがとうございます。\\n 奏さんがいなかったらどうなっていたか……」", "347000521_6": "「いいって。こういうときは助け合いだろ?」", "347000521_7": "「それより、落ち着いたらここから抜け出す方法を考えないとな」", "347000521_8": "「そうですね。\\n 地下に落ちてきたようですが、戻る道は……?」", "347000521_9": "「適当に壁をぶち抜いてみたら、遺跡の通路に繋がった。\\n そこから地上まで繋がっているはずだ」", "347000521_10": "「……私よりあなたのほうが豪快さんですね」" }