{ "506000432_0": "「……ふう。\\n みんな、怪我はない?」", "506000432_1": "「問題ないよ。\\n このぐらいで不覚はとらないさ」", "506000432_2": "「でもギアのエネルギーは、\\n なるべく無駄にしたくないね」", "506000432_3": "「あ、あのッ!」", "506000432_4": "「君は、みんなを護ろうとしていた……。", "506000432_5": " 大丈夫だった?」", "506000432_6": "「は、はいッ! あの、オレ、カイっていいますッ!\\n もしかしてあなたたちは――」", "506000432_7": "「新しいカヴァーチャの戦士様ですかッ!?」", "506000432_8": "「カヴァーチャ……ッ!?」", "506000432_9": "(2人が最後に呟いていた言葉……。\\n やっぱりここは、2人の……『見放された世界』なんだ)", "506000432_10": "「えっと、わたしたちは戦士様じゃなくて……」", "506000432_11": "「待って、響ッ!」", "506000432_12": "「思い出して、キョウちゃんたちは聖遺物――\\n シンフォギアのことを憎んでた」", "506000432_13": "「あ……そっか。言わない方がいいかな。", "506000432_14": " でも嘘をつくのは、ちょっと……」", "506000432_15": "「ああ、あたしたちがカヴァーチャの戦士だよ。", "506000432_16": " 見事な戦いっぷりだったろ?」", "506000432_17": "「やっぱりッ!\\n 助けてくれてありがとうございますッ!」", "506000432_18": "「奏さんッ!?」", "506000432_19": "「しーッ。これくらいの汚れ役、引き受けるよ。\\n ……今、あたしたちに必要なのは情報だ」", "506000432_20": "「ぜひお礼をさせてくださいッ!\\n どうかオレたちの集落にッ!」", "506000432_21": "「……ああ。\\n ならお言葉に甘えて、邪魔させてもらうよ」" }