{ "501000332_0": "「これで、終わりです」", "501000332_1": "「……随分と簡単に、\\n とどめを刺すものだな」", "501000332_2": "「はぁ……今度はなんだ?\\n あたしたちが何をしても気に食わないようだけど」", "501000332_3": "「……元はといえば、\\n それはお前たちの仲間を『使って』召喚したものだ」", "501000332_4": "「なんの罪悪感もないのか?」", "501000332_5": "「――。\\n ええ、ありません」", "501000332_6": "「……あたしたちの胸にある『絶対』の目的は、\\n 『見放された世界』を救うことだ」", "501000332_7": "「そのためだったら、\\n どんな血塗られた道だろうと、乗り越えてみせると決めた」", "501000332_8": "「償うべき罪を、どれだけ重ねようとも。\\n 絶対に、果たしてみせるッ!」", "501000332_9": "「……」", "501000332_10": "(なんという眼。\\n これは、修羅場を越えてきた者の眼か――)", "501000332_11": "「殺すための覚悟――、\\n 英雄になる覚悟なんて、とっくに済ませてきました」", "501000332_12": "「だから、今更止まりませんよ。\\n ……止まるものですか」" }