{ "397000212_0": "「みんなに、\\n 想い出を返してッ!」", "397000212_1": "「硬い……ッけど、なんとか倒した……ッ!\\n みんなはッ!?」", "397000212_2": "「うう……」", "397000212_3": "「意識を取り戻したッ!」", "397000212_4": "「よかったッ!\\n 奪われた想い出が戻ったんだッ!」", "397000212_5": "「大丈夫でしたかッ!?\\n どこか、調子の悪い所とかはないですか?」", "397000212_6": "「…………」", "397000212_7": "「…………」", "397000212_8": "「様子が、おかしい……。\\n 目の焦点もあってないみたいだし……」", "397000212_9": "「そんな……\\n 間に合わなかったってことなの……?」", "397000212_10": "「無線通信……本部からだッ!」", "397000212_11": "「お2人とも、ご無事ですか?」", "397000212_12": "「緒川さんですかッ!?\\n よかった、大変なことが……ッ!」", "397000212_13": "「地震の件なら把握しています。\\n 世界各地で空間の裂け目の発生に伴う衝撃波を確認しています」", "397000212_14": "「世界中で……ッ!」", "397000212_15": "「それと同時に、謎の脅威が地震のあった土地で発生。\\n こちらでも対処に当たっています」", "397000212_16": "「あ……\\n それなら、わたしたちも倒したと思います」", "397000212_17": "「でも、想い出を吸われた人たちが……ッ!」", "397000212_18": "「想い出……?\\n その情報はどこから?」", "397000212_19": "「空間の裂け目から現れた2人組が言っていたんです」", "397000212_20": "「たぶん……\\n キョウちゃんと、ヨウちゃんっていうんだと思います」", "397000212_21": "「2人組……? ……どうやら、お2人が出くわした状況は、\\n こちらとは少し異なるようです。その2人組、今は?」", "397000212_22": "「問答無用で攻撃されて、それで……", "397000212_23": " すみません、逃げられました」", "397000212_24": "「そうですか……。\\n 気がかりではありますが、まずは状況への対処を優先しましょう」", "397000212_25": "「想い出を吸われた人たちは、\\n どのような状況ですか?」", "397000212_26": "「青い怪物を倒したら、一応意識を取り戻しました。", "397000212_27": " でも、なんだかぼーっとしてて、声をかけても返事が……」", "397000212_28": "「それと、あの2人は怪物のことを\\n 『ドッペルゲンガー』と呼んでいました」", "397000212_29": "「なるほど……。詳細の共有が必要ですね。\\n お2人は至急、本部へ戻ってください」", "397000212_30": "「多少の無茶を通してでも、\\n 航空機が飛べるように計らいますので――」", "397000212_31": "「待ってくださいッ!\\n ここで困ってる人を置いてはいけませんッ!」", "397000212_32": "「まずはここで、救助活動をさせてくださいッ!」", "397000212_33": "「うぇぇぇぇんッ!\\n お父さん、お母さぁん……ッ!」", "397000212_34": "「足が、足がぁぁ……ッ!」", "397000212_35": "「お願いします、緒川さんッ!\\n 人を助けるためのシンフォギアなんですッ!!」", "397000212_36": "「……わかりました。", "397000212_37": " ただ、他の装者たちも同じように足止めをされています」", "397000212_38": "「救助活動を終え次第、帰投してください」", "397000212_39": "「はいッ!\\n 通信、終わりますッ!」", "397000212_40": "「行こう、未来ッ!」", "397000212_41": "「うんッ!」" }