{ "387000441_0": "「じゃあ、ベルちゃんの目的は……」", "387000441_1": "「決まっているでしょう?」", "387000441_2": "「わたしを滅ぼしたあなたたちに復讐し、\\n 悪意を満たし、並行世界を滅ぼすッ!」", "387000441_3": "「やっぱり、わたしたちと戦うの……ッ!?」", "387000441_4": "「何を当然のことを。\\n わたしが笑顔であなたと手を繋ぐとでも思った?」", "387000441_5": "「当然、復讐を果たすためにこの世界へ来たっていうのに……、", "387000441_6": " まったく、この有様はどういうこと?」", "387000441_7": "「この有様、って……」", "387000441_8": "「復活してこの世界に来てみれば、\\n 妙なエネルギーで侵入できないように邪魔はされるしッ!」", "387000441_9": "「小賢しい障壁を破壊して入ってみたら、\\n 今から人類が滅びそうって有様じゃないッ!」", "387000441_10": "「でも人類はまだ負けてなんてないッ。\\n ベルちゃんと戦った時のように、最後まで抗ってみせるッ!」", "387000441_11": "「今にも殺されそうだった身でよく言うわ……」", "387000441_12": "「く……ッ」", "387000441_13": "「――あら。\\n もう帰ってきたのね」", "387000441_14": "「調子に乗ったサルめッ!\\n この星の支配者を敵にまわしたこと、後悔しますわよッ!」", "387000441_15": "「くうぅッ!?」", "387000441_16": "「みんな、無事ッ!?」", "387000441_17": "「ああ、平気だ……ッてて……」", "387000441_18": "「ちょっと吹き飛ばされただけデス。", "387000441_19": " 調たちも気を失ってるだけで無事デスッ!」", "387000441_20": "「――って、デデデッ!?\\n あたり一面地面が剥き出しデスッ!?」", "387000441_21": "「ほとんど怪我がない……?\\n あれだけの攻撃で、どうして?」", "387000441_22": "「きっと護ってくれたんだ。\\n ベルちゃんが……ッ!」", "387000441_23": "「わたしの目の前で復讐相手を奪おうなんて、無粋ねえ。\\n 興を解さない不心得者だわ」", "387000441_24": "「どの口が言いますかッ!\\n わたくしの獲物を奪い盗ろうとした泥棒サルが――ッ!」" }