{ "382000341_0": "「皆さん、ちょっといいですか?」", "382000341_1": "「エルフナインちゃん? どうかしたの?」", "382000341_2": "「これを見てください」", "382000341_3": "「これは、イシムの眷属……?」", "382000341_4": "「今日の皆さんの戦闘データから、シミュレータでイシムの\\n 眷属と戦えるようにしてみました。よければ使ってください」", "382000341_5": "「さっきの今でかよ。仕事が早すぎるぞ」", "382000341_6": "「それはとてもありがたいのだけど、\\n ケースの解析だけでも忙しいでしょうに」", "382000341_7": "「大丈夫です。休憩の時に、息抜きに組み込んだデータですから」", "382000341_8": "「それって、休憩って言えるの……?」", "382000341_9": "「エルフナインは働き過ぎデスよ」", "382000341_10": "「よく言われますけど、できることをしないでいる方が、\\n 落ち着かないので……」", "382000341_11": "「いずれにしろ、これはありがたく使わせてもらおう。\\n 感謝する、エルフナイン」", "382000341_12": "「はい。それじゃあ、ボクはケースの解析に戻りますので」", "382000341_13": "「またね、エルフナインちゃん」", "382000341_14": "「エルフナインの気持ちに応えるためにも、\\n さっそくトレーニングに使わせてもらいましょうか」", "382000341_15": "「ああ。やつらの動きに対処するには、絶好の訓練相手だ」", "382000341_16": "「はいデスッ!\\n さんざん翻弄された借りを返してやるデスよッ!」" }