{ "376001021_0": "「今度こそやりましたッ!」", "376001021_1": "「やったああああッ!」", "376001021_2": "「外まで吹き飛ばされてしまったが、\\n 急いで戻らねばな」", "376001021_3": "「先ほどイシムが現れた穴が、\\n まだ消えていないことを祈らねば……」", "376001021_4": "「およ、翼さんの炎のおかげで、\\n 霧が晴れてきたみたいデスよッ!」", "376001021_5": "「……ッ! みんな、あっちを見てッ!\\n さっきまでわたしたちがいた建物ッ!」", "376001021_6": "「え? こ、これって、もしかして、\\n S.O.N.G.の潜水艦ッ!?」", "376001021_7": "「この世界には、S.O.N.G.まで\\n あったっていうんデスかッ!?」", "376001021_8": "「カ・ディンギルも、チフォージュ・シャトーも、\\n S.O.N.G.まであるなんて、まるでわたしたちの世界と同じ」", "376001021_9": "「だけど、どうしてこんなに、\\n 何年も、ううん、何百年も、時間が経ったみたいな……」", "376001021_10": "「…………」", "376001021_11": "「よかった……。\\n 穴はまだ閉じていない……ッ!」", "376001021_12": "「でも、なんだか弱弱しい気がします」", "376001021_13": "「もうすぐ消えちゃうデスかッ!?\\n 急いで飛び込むデスッ!」", "376001021_14": "「よいしょ……」", "376001021_15": "「未来?」", "376001021_16": "「エルフナインちゃんのケースだよ。\\n 何かの役に立つかもしれないから、持って帰ろうと思って」", "376001021_17": "「ついに……、帰れるんですね……」", "376001021_18": "「いや、正確には、この穴が\\n わたしたちの世界に通じている保証は無いのだが……」", "376001021_19": "「いいえッ! 通じていますともッ!\\n 絶対にッ!」", "376001021_20": "「うんッ!\\n 信じて、飛び込もうッ!!」" }