{ "376000531_0": "「……完全に囲まれちゃったね」", "376000531_1": "「す、すごい数デスッ!\\n 右も左も敵だらけデスッ!」", "376000531_2": "「だが、ここを突破すれば目的地までもう少しだ」", "376000531_3": "「だったら、やりましょうッ!\\n みんなで敵を倒して、先へ進むんですッ!」", "376000531_4": "「で、ですがッ!\\n こんな数、いくら何でも……ッ!」", "376000531_5": "「大丈夫デスよ。アタシたちにだって、\\n 仲間がいるデスから……ッ!」", "376000531_6": "「よーし、調ッ!\\n まずはアタシたちが突破口を開くデスッ!」", "376000531_7": "「うん。いつも通り、呼吸を合わせて……ッ!」", "376000531_8": "「はあああああッ!」", "376000531_9": "「調、いい感じデスッ!」", "376000531_10": "「切ちゃん、もっと速く、強く……ッ!」", "376000531_11": "「すごい……。\\n なんてぴったり息の合った攻撃……ッ!」", "376000531_12": "「よーしッ!\\n こっちも負けてられないねッ!」", "376000531_13": "「わたしが援護するから、\\n 響は思いっきり突っ込んでッ!」", "376000531_14": "「ありがとうッ!\\n 背中は任せたよッ!」", "376000531_15": "「うおおおおおッ!」", "376000531_16": "「まだ、止まらないッ!\\n はああああッ!!」", "376000531_17": "「ガウ……ッ!」", "376000531_18": "「危ないッ!\\n 響先輩、後ろ……ッ!」", "376000531_19": "「響の邪魔は、わたしがさせない……ッ!」", "376000531_20": "「はあぁッ!!」", "376000531_21": "「すごい……響先輩、前の敵しか見てない……。\\n 未来先輩を信頼してるんだ……」", "376000531_22": "「それだけ、多くの修羅場を共に潜り抜けてきたということだ」", "376000531_23": "「翼さん……ッ!」", "376000531_24": "「後輩たちにばかり任せておくわけにもいかないな」", "376000531_25": "「防人の先達として、わたしも剣を振るわねば。\\n いざ、推して参る……ッ!」" }