{ "398000511_0": "迷子の幽霊少女", "398000511_1": "「わたし、やっぱりここにいたらだめだ、", "398000511_2": " だめなんだ……ッ!」", "398000511_3": "「あッ!?\\n ちょっとユウレイ、どこ行くのよッ!?」", "398000511_4": "「おいこら、待てッ!\\n 1人になったら危な――」", "398000511_5": "「――ッ!?\\n まるであいつの感情に呼応するみたいに、増えやがったッ!」", "398000511_6": "「はあぁぁぁッ!」", "398000511_7": "「先輩ッ!」", "398000511_8": "「雪音は子供たちを護ることに集中をッ!\\n わたしたちの背後には、1体たりとも通すものかッ!」", "398000511_9": "「ああ、速攻で倒すんだッ!\\n それで、奥に走ってったレイを追いかけようッ!」", "398000511_10": "「ったりめーだッ!\\n こいつらも、あいつも……誰1人傷つけさせないッ!」", "398000511_11": "「はぁ、はぁ……ッ!」", "398000511_12": "「……アハハ。\\n ほら、誰も追ってこない……」", "398000511_13": "「わかってた。だってわたしは幽霊だもん。", "398000511_14": " ……だから、誰も心配なんかしてくれない」", "398000511_15": "「あの人たちだって……\\n やっぱり、同じだった」", "398000511_16": "「信じられるのは……", "398000511_17": " ママだけッ!」", "398000511_18": "「……?」", "398000511_19": "「ママのおまもりが、光ってる……?」" }