{ "395000312_0": "「「たあああああああーッ!!」」", "395000312_1": "「まだまだ減ってはくれないか……ッ!\\n だがッ!」", "395000312_2": "「ここから逃したら、\\n この子機たちはきっと人を襲う……ッ!」", "395000312_3": "「ギギが、傷つけるためには使わなかった力……ッ!\\n 誰かを傷つけるものになんて、絶対にさせないッ!!」", "395000312_4": "「ここから先は、\\n わたしたちが絶対に通さないッ!!」", "395000312_5": "「ああ、その通りッ!", "395000312_6": " ……けど、次の一斉攻撃はちょいと厄介そうだ」", "395000312_7": "「でも……」", "395000312_8": "「あたしもあんたも、\\n 退くつもりなんてない。そうだろう?」", "395000312_9": "「はい。\\n わたしにできる全力で、この攻撃を凌いでみせますッ!」", "395000312_10": "「ああ、よく言った。", "395000312_11": " あたしも余力全部をぶっぱなせば、なんとか――」", "395000312_12": "「お待たせッ!!\\n 解析が完了したわッ!」", "395000312_13": "「了子さんッ!?」", "395000312_14": "「少し離れたポイントだけれど、\\n 確かにこの世界にもマザーシップが顕現しつつあるッ!」", "395000312_15": "「なら尚のこと、\\n ちゃっちゃとここを片付けて――」", "395000312_16": "「いいえ、その逆よッ!」", "395000312_17": "「突拍子もなく聞こえるだろうことは承知の上ッ!\\n だが、仔細を説明している暇はないッ!!」", "395000312_18": "「2人とも、ギアをパージしろッ!!」", "395000312_19": "「え……ッ!?」", "395000312_20": "「――アが、――――ッ!!\\n ……を…………ッ……!!」", "395000312_21": "「ダンナッ!? 了子さんッ!?", "395000312_22": " くそッ、通信妨害か……ッ!」", "395000312_23": "「こ……この状況で、\\n ギアを解除しろってのかッ!?」", "395000312_24": "「子機の溜めている光が、\\n どんどん大きくなっていく……ッ!」", "395000312_25": "「ギアを解除すれば、\\n あんなのは防げない……ッ!」", "395000312_26": "「活路を開くためには、\\n ギアを脱ぐなんてこと――ッ」", "395000312_27": "「……ッ!」", "395000312_28": "「いいや……違う。", "395000312_29": " そうじゃないッ!」", "395000312_30": "「――ッ!?」", "395000312_31": "「確かにこいつは、デカい賭けだ。\\n だけど――あたしの世界のダンナと、了子さんがそう言った」", "395000312_32": "「……そうだ。戦場にいなくたって、\\n いつだって一緒に戦ってくれる人たちがいる……ッ!」", "395000312_33": "「その人たちを、信じない理由がないッ!!」", "395000312_34": "「ああ。\\n それに、それだけじゃないッ!」", "395000312_35": "「こいつらの先にいるのが\\n 友好的な奴だとは、あたしには思えないけど……」", "395000312_36": "「だとしてもッ!」", "395000312_37": "「何かを賭さなきゃ、拓けない道があるってことを……\\n あたしは――」", "395000312_38": "「わたしたちは――ッ!」", "395000312_39": "「「知っているッ!!」」" }