{ "391000312_0": "「そこだぁぁぁッ!!」", "391000312_1": "「反応、消失しましたッ!", "391000312_2": " た、倒せたんですよねッ!?」", "391000312_3": "「……わからん。\\n しかし恐らく、あのスサノオは――」", "391000312_4": "「はい。\\n 本物のスサノオさんではない、と思います」", "391000312_5": "「手応えが、全然なかった……。\\n まるで霧でも殴ってるみたいでした」", "391000312_6": "「……やはりか。\\n 発する闘気が、まるで違ったからな……」", "391000312_7": "「ともかく……このまま読み続けるのは危険です。\\n 『書物』を読むのは一時中断しましょう」", "391000312_8": "「仮に、描かれ出した物語を読んで語ることが\\n この『書物』の防衛機構のトリガーになっているとしたら……」", "391000312_9": "「この後にも、響さんに読み進めてもらう中で\\n 脅威が出現する可能性は大いにあり得ます」", "391000312_10": "「いずれにせよ、内容の解析は必要だ。\\n 響くん」", "391000312_11": "「は、はいッ!」", "391000312_12": "「口には出さず確認をしてくれ。\\n 『物語』には……続きがあるんだな?」", "391000312_13": "「……はい」", "391000312_14": "「であれば、響くんが戦闘可能な場所に、\\n 『書物』の内容をモニタリングできるよう整えよう」", "391000312_15": "「了解ッ!」", "391000312_16": "「準備ができ次第、再開しましょう。\\n 響さん、そのときまた、お願いできますか?」", "391000312_17": "「うんッ!\\n 任せてッ!」", "391000312_18": "(謎の『書物』に描かれた物語。\\n それを読むことが、スサノオの出現に関係あるとしたら――)", "391000312_19": "(大丈夫なのでしょうか。\\n 本の中にいる、皆さんは……)" }