{
"390000322_0": "「は、はわわわわ……しょ、処分しなきゃとは思ってた\\n アルカ・ノイズが……ッ! ら、らっきー……?」",
"390000322_1": "「あ?\\n 処分しようとは思っていた……?」",
"390000322_2": "「派手に抵抗しておいて、何を世迷言を」",
"390000322_3": "「ぴえんッ!\\n 許して、殺さないでぇーッ!」",
"390000322_4": "「……それはお前の対応次第だ」",
"390000322_5": "「問おう、お前は何者だ?\\n 知っていることをすべて吐いてもらおうか」",
"390000322_6": "「全部話すッ!\\n 全部話しますからぁッ!」",
"390000322_7": "「えーと、えーっとッ!\\n まずは自己紹介をさせていただきますッ!」",
"390000322_8": "「アタシ、エリザベート・バートリッ!\\n 『イル美ナティ』ってグループのリーダーやってるょ☆」",
"390000322_9": "「ッ!?」",
"390000322_10": "「あらま」",
"390000322_11": "「これは……地味に驚きだ。\\n 確かに、ネットで見た写真に似ている……よう、な……?」",
"390000322_12": "「あ〜……エヘ、あれはその、詐欺プリっていうか……。\\n ちょぴっとだけ盛っちゃった系?」",
"390000322_13": "「いやいや、あれはちょっとじゃないでしょ。\\n 目の大きさも顎の小ささもえぐかったって。別人じゃん」",
"390000322_14": "「マ〜? 結構いい感じに盛れたと思ったんだケドな〜……",
"390000322_15": " って、待って待って、エグみのある武器構えるの待って?」",
"390000322_16": "「……」",
"390000322_17": "「え、えーっと、ネ……?\\n たぶんだけどぉ、錬金術師協会のヒトたち、だよね……」",
"390000322_18": "「如何にも」",
"390000322_19": "「だよね、知ってた〜☆ ヤッバ、マジ無理み深過ぎて泣ける。",
"390000322_20": " アタシはただ、その……回収したかっただけなのッ!」",
"390000322_21": "「ウチらが作ろうとして失敗した、エリクサーを……」",
"390000322_22": "「……続けろ」",
"390000322_23": "「えと、だから……協会にバレる前に回収してドロン的な感じで、\\n あれ止めないとぴえん超えてぱおんじゃん?」",
"390000322_24": "「その呪文で何をするつもりだ……ッ!」",
"390000322_25": "「へぁぁッ!?",
"390000322_26": " やめてーッ、ヤバいの出そうな錬成術式引っ込めてッ!?」",
"390000322_27": "「えーっと、えーっとッ!」",
"390000322_28": "「ア、アタクシエリザベートは、番組企画の会社に忍び込んで、\\n 失敗作のエリクサーを回収しようと、イタシマシタ?」",
"390000322_29": "「…………なんだと?」",
"390000322_30": "「お前たちがあの不良品を……ゾンビシャンパンを\\n ばら撒こうとしていたわけではないのか?」",
"390000322_31": "「そ、それはマジ誤解ッ!\\n ウチら……っていうか、アタシはそんなこと考えてないしッ!」",
"390000322_32": "「……どうしましょうか?」",
"390000322_33": "「……一先ず、\\n 今のオレたちには二課にも報告をする義務がある」",
"390000322_34": "「ですねぇ。\\n はいはい、それじゃあ一緒についてきてくださいねぇ?」",
"390000322_35": "「え、何?\\n どこに連れてかれるのッ!?」",
"390000322_36": "「いたいけなJKを、行く先も教えず拐かすとか、\\n 倫理的に無理みが深すぎるからぁッ!!」",
"390000322_37": "「……」",
"390000322_38": "「アッ……ゴメンナサイ。\\n オトナシク、シテマス☆」"
}