{ "389000341_0": "「今のわたしに出せる最高速度で、\\n 翼さんのもとに――ッ!」", "389000341_1": "(切ちゃん、わたしが消耗してるのにきっと気付いてた)", "389000341_2": "(不甲斐ない……のに、それでも", "389000341_3": " 翼さんの助太刀に足る力だと信じてくれたこと、すごく嬉しい)", "389000341_4": "(切ちゃんだって消耗してなかったわけじゃない……\\n わたしがそれに気付いてることも、きっと気付いてたよね)", "389000341_5": "(それでも、『お互いに』大丈夫だって、言外に言ってくれた。\\n 力いっぱいわたしの背中を押してくれた……)", "389000341_6": "「だったらわたしは、\\n それに報いてみせるだけ……ッ!」", "389000341_7": "「『球』……ううん、アルカ・ノイズッ!?」", "389000341_8": "「――」", "389000341_9": "(これの相手を、1人で……ッ!?\\n この状況で……ッ!)", "389000341_10": "「…………違う」", "389000341_11": "「やれるか、じゃない、やるんだ……ッ!\\n わたしはおまえを倒して、翼さんのところへ行くッ!」", "389000341_12": "「切ちゃんだって、自分にやれることを最大限やろうとしてるッ。\\n わたしだって、やってやる……ッ!!」", "389000341_13": "「ザババの双刃、\\n ここにいるのが片刃だからとなめないでッ!!」" }