{ "386000542_0": "「いっけえええええぇぇぇぇ――っ!!」", "386000542_1": "「ナイスパンチッ!\\n これで全部倒したねッ!」", "386000542_2": "「街外れまで星屑を連れてくるのは成功したけど、", "386000542_3": " 結構遠くまで来ちゃったみたい。今どの辺だろう?」", "386000542_4": "「あれ?\\n ここら辺って、さっきおばあさんが言ってた場所のような……」", "386000542_5": "「本当ッ!?」", "386000542_6": "「だとしたら、\\n ここら辺にペンキ塗りたての看板が……」", "386000542_7": "「あった!」", "386000542_8": "「おおーいッ!\\n 2人とも、大丈夫かッ!」", "386000542_9": "「ヤコちゃんッ!\\n ネコハチちゃんもッ!」", "386000542_10": "「よかった、怪我もないようじゃの」", "386000542_11": "「うん、大丈夫だよ。\\n ヤコちゃんも、おばあさんのことありがとうッ!」", "386000542_12": "「フフーンッ! この街の人々は、お上さまの庇護下にある。\\n お上さまが護っているものは、わしが護るのも当然のことッ」", "386000542_13": "「安全な場所に避難をしてもらってから、わしも2人の様子を\\n 見にきたというわけじゃ。無事で本当に何よりじゃった……」", "386000542_14": "「ふふ。ヤコちゃんは立派なお上さまのお使いさんだね。\\n お上さまもきっと安心してるよー」", "386000542_15": "「こりゃ、お使いではなく『使わしめ』と言えいッ!」", "386000542_16": "「――ん? あっ、看板の裏に何かある!", "386000542_17": " 手を伸ばせば……!」", "386000542_18": "「んしょ、んしょ……。\\n もう少し……で……取れた!」", "386000542_19": "「そ、そんなに這いつくばって、泥だらけではないか……。\\n では、わしに見せてみいッ!」", "386000542_20": "「むッ!?\\n これは――ッ!?」", "386000542_21": "「ど、どうなの、\\n ヤコちゃん……?」", "386000542_22": "「……ゴクリ」", "386000542_23": "「溢れ出る神々しきオーラッ!\\n 間違いないッ! これこそがお上さまの器じゃーッ!」", "386000542_24": "「本当ッ!?」\\n「やったー!!」", "386000542_25": "「ニャ~」", "386000542_26": "「なーにが、『ニャ~』じゃッ! \\n 元々の原因はおぬしなのだぞネコハチッ!」", "386000542_27": "「ニャッ!?」", "386000542_28": "「こうして無事見つかったから咎めはせんが、\\n もう悪さをするでないぞッ!」", "386000542_29": "「ニャ~ン」", "386000542_30": "「じゃあわたし、\\n 御神体が見つかったこと、みんなに連絡しちゃうねッ!」" }