{ "380000341_0": "「おおよその状況は理解した。\\n ザックームが確認されたら私たちにも連絡を頼む」", "380000341_1": "「ああ、分かっている」", "380000341_2": "「こちらも自動人形を斥候に当たらせている。\\n 何か見つかれば連絡する」", "380000341_3": "「ああ、よろしく頼む」", "380000341_4": "「ひとまずの協力体制は築けたな」", "380000341_5": "「ザックームの情報を与えた事で、\\n 余計な邪魔だてをしてこなければいいがな」", "380000341_6": "「何か……隠し事はあるようだな。だが、情報を提示したことで、\\n 所有権がこちらにあることは主張できた」", "380000341_7": "「そんな必要はあったのか?\\n 装者1人に回収は無理だろう」", "380000341_8": "「ああ、1人ではな」", "380000341_9": "「……ああ、向こうの世界の装者か。\\n あいつらが来たなら、戦力は十分だな」", "380000341_10": "「二課のバックには日本政府がいる。特定の国がザックームを\\n 手に入れたら、文字通り紛争の種になる」", "380000341_11": "「国か……面倒なものだな」", "380000341_12": "「マスター、聞こえますか?」", "380000341_13": "「ガリィか。どうした?」", "380000341_14": "「どうしたもこうしたも、ザックームが現れたら、\\n 連絡しろと言ったのはマスターじゃないですかぁ」", "380000341_15": "「出現したならすぐにそう言えッ!」", "380000341_16": "「眷属である葉もポンポン振り撒いてますし、\\n まだまだ増えそうですねぇ……」", "380000341_17": "「……すぐに行く。\\n お前たちは合流して、先に対処を進めていろ」", "380000341_18": "「お待ちしてますよ、マスター♪」", "380000341_19": "「自動人形たちがザックームを見つけたようだ」", "380000341_20": "「分かった。\\n 二課にも連絡して、すぐに向かおう」" }