{ "373000912_0": "「ゴアアアアアアアアアアッ!」", "373000912_1": "「レーベンガーは、なんとか黙らせたけど……」", "373000912_2": "「テュポーンは未だ健在……ッ!」", "373000912_3": "「さっき体内から開けた穴に攻撃を集中させたいけど、\\n わたしだけじゃ……ッ!」", "373000912_4": "「わたしと翼は空が飛べないから……」", "373000912_5": "「ヒビキッ! 大丈夫か?」", "373000912_6": "「わたしは大丈夫ッ!\\n でも、テュポーンが、何かしようとしてるみたいだ……ッ!」", "373000912_7": "「あいつッ! 何をしようってんだ?」", "373000912_8": "「口部にエネルギーを溜め、\\n 口から熱線を放射するつもりだ」", "373000912_9": "「――ッ!!」", "373000912_10": "「影護の装者諸君、\\n 状況を鑑み、今回に限り情報支援を行う」", "373000912_11": "(……父上……そうだな。\\n オープンな回線で迂闊なことは言えないか)", "373000912_12": "「――ああ、助かるッ!」", "373000912_13": "「……どうやら、その怪物を相手にしても\\n 君らは健在なようだな」", "373000912_14": "(父上……\\n オレたちのことを心配して……)", "373000912_15": "「ヤツの中は居心地最悪だったが、この通りピンピンしてるッ!\\n ……それで、その熱線ってヤツはやばいのか?」", "373000912_16": "「ヴィマーナの損傷は、ほぼあの攻撃によるものだ」", "373000912_17": "「それほどの威力なら、\\n 地表に着弾すればこの辺り一帯が完全に焦土と化す……」", "373000912_18": "「テュポーン口部のエネルギー反応はどうなっている?」", "373000912_19": "「前回の発射時より時間はかかっていますが、増大中ッ!\\n 遠からず発射されると予想されますッ!!」", "373000912_20": "「狙いはわたしたちだッ!\\n 上空に回避するッ! みんなこっちへッ!」", "373000912_21": "「頼むッ!」", "373000912_22": "「2人ともしっかりつかまってッ!」", "373000912_23": "「お願いッ!」", "373000912_24": "「アアアアアアアアア……ッ!」", "373000912_25": "「テュポーン、熱線の発射準備を終えた模様ッ!\\n 装者たちを狙っていますッ!」", "373000912_26": "「まずはうるさい虫からってことかよッ!」", "373000912_27": "(ダメだッ! 熱線の範囲が広すぎて……、\\n 2人を連れたままじゃ、避け切れないッ!!)", "373000912_28": "「ダメえええええええッ!!」", "373000912_29": "「ヴィマーナが動いた……ッ!?\\n 3人を、熱線からかばっています……」", "373000912_30": "「アアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」", "373000912_31": "「――シャロンッ!」", "373000912_32": "「無茶すぎるッ!\\n ヴィマーナはあんなにボロボロだったじゃないかッ!!」", "373000912_33": "「熱線が途切れる……ッ!」", "373000912_34": "「――ッ!!」", "373000912_35": "「シャローーーーーーーーンッ!!」" }