{ "370000722_0": "「無尽蔵に湧いてこなければ、たいした脅威でもないのよッ!」", "370000722_1": "「姉さん、嬉しいのは分かるけど、\\n 笑いながら戦うのは怖いよ」", "370000722_2": "「な、なによッ!\\n 隊員たちが無事で、嬉しいのは当然でしょッ!?」", "370000722_3": "「まだ問題は何も解決していないのに……」", "370000722_4": "「油断だけはしないでね」", "370000722_5": "「分かってるわよッ!」", "370000722_6": "「こちら艦橋奪還部隊。隊長、聞こえますか?\\n 先程、艦橋の制圧に成功しましたッ!」", "370000722_7": "「そう。お疲れ様。ナツミの身柄は拘束した?\\n 間違っても私刑紛いの行動は慎むようにッ!」", "370000722_8": "「それが……艦橋には数体の鹵獲機が配備されていただけで\\n ヒメジマ班長の姿はありませんッ!」", "370000722_9": "「分かった。あなたたちは万一に備えて艦橋の守護。\\n 手が余るようなら、鹵獲機の排除に回しなさい」", "370000722_10": "「はッ! ですが、ヒメジマ班長の捜索は?」", "370000722_11": "「それはこっちでやるわ」", "370000722_12": "「了。隊長、お気を付けください。\\n 通信終わり」", "370000722_13": "「姉さん、ナツミさんは……」", "370000722_14": "「分かってる。\\n 問題が起こった時に彼女がいるのは、間違いなく研究室よ」" }