{ "349000421_0": "翌日――", "349000421_1": "「あら、みなさん。\\n おはようございます」", "349000421_2": "「おはようございますデースッ!」", "349000421_3": "「おはようございます」", "349000421_4": "「おはようございますッ!", "349000421_5": " ……って、なんでセレナさんがここにいるんですかッ!?」", "349000421_6": "「なんでって、わたしは先生ですから」", "349000421_7": "「そうデスよ。先生は先生なんデスから」", "349000421_8": "「ダーククリスタルが見つかったから、\\n てっきりもう来ないかと思ってました……」", "349000421_9": "「他のダーククリスタルが無いとは言い切れませんから、\\n 引き続き、残って調査することになったんですよ」", "349000421_10": "「そうだったんですか」", "349000421_11": "「S.O.N.G.側でも手を回してくださって、\\n あくまで特例としてなので、もう少しの間だけですけど」", "349000421_12": "「こういうこと聞いていいのかわからないんですが、\\n 授業は大丈夫なんですか?」", "349000421_13": "「はい、そちらは問題なくやれていますよ。\\n 実はわたし、APPLEでは教官を務めているんです」", "349000421_14": "「教え方は上手だし、とっても優しいんですよ」", "349000421_15": "「ただ、時々とっても厳しいから、\\n それだけはちょっと慣れないデース……」", "349000421_16": "「先生は優しいだけでは務まりませんからね」", "349000421_17": "「あッ!? 先生が担任なら宿題を減らすことも\\n できるんじゃないデスかッ!?」", "349000421_18": "「宿題が減ればアタシたちも任務に集中できるデスよッ!」", "349000421_19": "「それはそれ、これはこれ。先生としての責務は果たすようにと\\n 弦十郎さんにも言われてますからね」", "349000421_20": "「えー……」", "349000421_21": "「あんまり言うと宿題、増やしちゃいますよ」", "349000421_22": "「それは勘弁してほしいデースッ!」", "349000421_23": "「通信ですッ!」", "349000421_24": "「セレナ、聞こえてる? マリスアームが現れたの。\\n 学院に近いから急行してッ! わたしもすぐに行くわッ!」", "349000421_25": "「はい、わかりましたッ!」", "349000421_26": "「マリスアーム?」", "349000421_27": "「いつまでも怪物なんて呼べないでしょ。\\n コードネームってやつ」", "349000421_28": "「今はそんなことどうでもいいから\\n 早く現場に向かいなさいッ!」", "349000421_29": "「そういうことだ。頼んだぞ」", "349000421_30": "「了解しましたッ!」" }