{ "318000351_0": "「すまないね。手間を取らせて」", "318000351_1": "「いえ、これも全て我らの悲願成就のため。\\n この程度、苦労などとは……」", "318000351_2": "「結構だね。その心がけは」", "318000351_3": "「で、どうだった。首尾は?」", "318000351_4": "「はッ……それが……」", "318000351_5": "「はぐれたちとシンフォギア装者との交戦中、突如出現した\\n 黒いノイズによってアダムスフィアを奪われました……」", "318000351_6": "「なるほどね」", "318000351_7": "「申し訳ありません」", "318000351_8": "「黒いノイズか、確か向こうでは、カルマノイズと呼んでいたかな」", "318000351_9": "「ふむ……仕方ないね。つきものだよ、計画には。\\n 予想外のトラブルというものはね」", "318000351_10": "「ところでどうだった、アレは?\\n 届いたはずだが、そちらに」", "318000351_11": "「はい。ファウストローブは無事起動……。\\n 充分実用レベルに達していることが確認できました」", "318000351_12": "「僥倖だね、それは」", "318000351_13": "「甲斐があったというものだよ。\\n 長年苦労してきた、ね」", "318000351_14": "「とにかく、だ。こちらでも調べてみるよ。\\n 黒いノイズ……カルマノイズの動向についてはね」", "318000351_15": "「お願いします。\\n こちらでも引き続き調査と対策を検討します」", "318000351_16": "「頼んだよ」", "318000351_17": "「ともあれ。\\n 君たちは手に入れたわけだ、力を」", "318000351_18": "「さあ、それで成すがいい。目的を」", "318000351_19": "「――承知しました」" }