{ "404000512_0": "「あれは――ウロボロスッ!?\\n まさか、装者たちの拠点であるS.O.N.G.をつぶそうとッ!?」", "404000512_1": "「とにかく急がないと。今、装者は全員出払っている状態、\\n あそこには戦える者はいないはず――」", "404000512_2": "(あと少し――あれはッ!?)", "404000512_3": "「……」", "404000512_4": "(確か、S.O.N.G.司令の――ウロボロスに囲まれているッ!)", "404000512_5": "「……ここから先は通行止めだ。\\n 通りたければこの俺を倒してからにするんだな」", "404000512_6": "「なんの力もない一般人が偉そうに……」", "404000512_7": "「邪魔をすると言うなら、死んでもらうだけだッ!」", "404000512_8": "「くッ、早く逃げてッ!」", "404000512_9": "(ダメ――間にあわないッ!)", "404000512_10": "「おおおおおおおおおお――ッ!」", "404000512_11": "「ぐああああああッ!?」", "404000512_12": "「がふッ!?」", "404000512_13": "「さあ、次は誰だッ!」", "404000512_14": "「なッ!? 倒した……?」", "404000512_15": "(どういうこと……?\\n あの人は、一体何者?)", "404000512_16": "「それでしたら、えっと……なんとかって装置を1つ師匠に\\n 貸すのはどうですか?」", "404000512_17": "「……デュプリケイターのこと? どうして?」", "404000512_18": "「師匠に向こうの援護に行ってもらえば、\\n 安心できるかなって思いまして」", "404000512_19": "「どういうこと?\\n ただの人間じゃウロボロスと渡り合うなんて――」", "404000512_20": "「……あのおっさんはただの人間、って言っていいのか?」", "404000512_21": "「アハハ……」", "404000512_22": "「とにかく、聖遺物の力も使えない人物じゃ話にならないわ」", "404000512_23": "「聖遺物とかギアが無くても、強い人は強いんですよ」", "404000512_24": "「まさか……本当に? 何も持たないただの人が、ガンドの力を\\n 宿したウロボロスよりも強い、なんてことがあるの……?」", "404000512_25": "「と、とにかく合流しないとッ!」", "404000512_26": "「戻ってきたか」", "404000512_27": "「え、ええ……状況について教えて?」", "404000512_28": "「見ての通りだ。本部が襲撃を受け、離脱のための時間稼ぎに\\n 俺が出てきたというところだ」", "404000512_29": "「……ユリウスも一緒なの?」", "404000512_30": "「ああ。まだ本部の中にいるはずだ」", "404000512_31": "「よかった……」", "404000512_32": "「ッ!? 避けろッ! おおおおお――ッ!!」", "404000512_33": "「えッ!?」", "404000512_34": "「がはッ!?」", "404000512_35": "「司令さんッ!?」", "404000512_36": "「あなたに、礼を言わねばなりませんね」", "404000512_37": "「お前は……石屋ッ!」", "404000512_38": "「その只人とは思えない、規格外の戦闘者には\\n 手を焼いていたのですよ」", "404000512_39": "「あなたのおかげで、隙をつくことができました」", "404000512_40": "「ッ!? わたしの……せい?」", "404000512_41": "「う……くッ……」", "404000512_42": "「……私の一撃を受けて、まだ息があるとは。\\n 心底驚嘆に値しますね」", "404000512_43": "「しかし、もう動けないでしょう」", "404000512_44": "「……石屋、そろそろ行くわよ」", "404000512_45": "「ベアトリーチェッ!!」", "404000512_46": "「あらミーナ、戻ってきたのね」", "404000512_47": "「ベアトリーチェッ! ここで……お前をッ!」", "404000512_48": "「私がいる限り、それは無理というものです」", "404000512_49": "「くッ……」", "404000512_50": "「ベアトリーチェ様。この場は私に」", "404000512_51": "「そう。わかったわ」", "404000512_52": "「待ちなさいッ!」", "404000512_53": "「それはこちらの台詞です。\\n ベアトリーチェ様の邪魔はさせません」" }