{ "404000221_0": "「セレナ、聞こえていますね。\\n 次は2ブロック先を右です」", "404000221_1": "「はい、マム」", "404000221_2": "「極力無駄な交戦は避けるのです。\\n ここで消耗しては、次の作戦に支障をきたします」", "404000221_3": "「はいッ!」", "404000221_4": "「まずは敵の数を減らすことが重要です」", "404000221_5": "「世界蛇の影は確かに特大の脅威。\\n ですが、現状大きな動きを見せてはいません」", "404000221_6": "「今この状況ではカルマノイズの方が厄介な相手です。\\n まずはそちらから対処をしましょう」", "404000221_7": "「でも、カルマノイズを倒しても\\n また次のが出てきたら……」", "404000221_8": "「その可能性は確かにあります」", "404000221_9": "「だったら――」", "404000221_10": "「しかし、今までの情報を見る限り、増援が出現するまでには\\n 多少のタイムラグがあると推察されます」", "404000221_11": "「であれば、次が出現する前にあの世界蛇の影を\\n 別空間に閉じ込め、隔離してしまえばいいのです」", "404000221_12": "「隔離……?」", "404000221_13": "「グレイプニルの創り出す空間は、\\n 世界蛇を捕らえる檻であると聞きました」", "404000221_14": "「ならば、世界蛇から産み落とされたモノを\\n 捕らえるのにも有効なのではないですか?」", "404000221_15": "「――ッ!? ヴェイグさんッ!」", "404000221_16": "「はい……、わかりました」", "404000221_17": "「マム、できるそうです。\\n ある程度、力を弱めることも」", "404000221_18": "「ただ、それでも倒すことはできず、\\n 一時しのぎにしかならないと……」", "404000221_19": "「今はそれで十分です」", "404000221_20": "(それじゃ、やるぞッ!)", "404000221_21": "(はい。お願いします)", "404000221_22": "「いいペースです。カルマノイズの消失まで、推定120秒。\\n その後も含め、全ては貴方にかかっています。できますね?」", "404000221_23": "「はいッ!」" }