{ "401000112_0": "「ふうう……未来、訓練はどうだった?」", "401000112_1": "「うん、少しだけ良くなってきたかも」", "401000112_2": "「場合によっちゃ仕方ないけど、\\n 前がいるときはカバーに回ったほうがいいぞ」", "401000112_3": "「うん」", "401000112_4": "「…………」", "401000112_5": "「切ちゃん、どうかしたの?」", "401000112_6": "「あの世界蛇って、やっぱりカルマノイズの\\n 発生原因なんデスかね……?」", "401000112_7": "「その可能性は高いのかも……。\\n 実際に出現させているところを見たもんね」", "401000112_8": "「少なくとも関連はありそうだな」", "401000112_9": "「アレを倒せば、全部解決するのかな……?」", "401000112_10": "「そうならいいけど。でも、こちらの攻撃がまったく通用\\n しなかった以上、対処方法を考えなければいけないわね」", "401000112_11": "「世界蛇という言葉を残し、消えた彼女の正体も\\n わからないままだな。敵ではないようだが」", "401000112_12": "「わたしたちを助けてくれた人でしたよね?\\n わたしも会ってみたかったなー」", "401000112_13": "「同じ目的を持つ、仲間であってくれれば\\n いいんだけどね……」", "401000112_14": "「とにかく次こそあの蛇をやっつけるデスッ!」", "401000112_15": "「そうだね。\\n これ以上、被害を出さないためにも――ッ!」", "401000112_16": "「お前はまず、自分を大事にしろよ」", "401000112_17": "「あと、軽々しく絶唱を使おうとするな。\\n お前が犠牲になることなんて誰も望んじゃいないんだから」", "401000112_18": "「クリスちゃん……」", "401000112_19": "「ごめんなさい。それでも、わたしは……」", "401000112_20": "「わたしも自棄になったことがあるから言えた立場では\\n ないかもしれないが、命あっての物種だ」", "401000112_21": "「……はい」", "401000112_22": "(それでもわたしは、絶唱でも使わないと、\\n みんなの役に立てない――)", "401000112_23": "「訓練は中止だッ!\\n お前たち、急ぎ発令所に集まってくれッ!」" }