{ "347000831_0": "「お前……よくも!」", "347000831_1": "「待てッ! この男を倒したところで、\\n 解毒薬が手に入るわけではないだろうッ!」", "347000831_2": "「わかってるよ。\\n でも、こいつだけは許せない――」", "347000831_3": "「許せないからなんだと言うのだッ!」", "347000831_4": "「ぐッ――!」", "347000831_5": "「こいつ……いい加減にしやがれ!」", "347000831_6": "「いい、いいぞッ! 私の考えは合っていた。\\n お前たちは最高の素材だッ!」", "347000831_7": "「俺たちは素材じゃない、人間だ!」", "347000831_8": "「いいや、素材……実験体だッ!」", "347000831_9": "「他の人間とは比べ物にならないほど強い力を持つ\\n 最高の実験体なんだよッ!」", "347000831_10": "「くッ、貴様はッ!」", "347000831_11": "「本来ならエターナルソードを手に入れるだけでよかった。\\n だが、私のインフィドルと反発してしまってね」", "347000831_12": "「インフィドル……。\\n あの偽物のエターナルソードのことか」", "347000831_13": "「偽物じゃないッ!」", "347000831_14": "「そう、私のインフィドルは完璧だ。\\n だからこそ、エターナルソードの力と反発した」", "347000831_15": "「じゃあ、俺たちがここへ来てしまったのは……」", "347000831_16": "「エターナルソードの近くにいたから……。\\n いや、手にしていたからと言うべきか」", "347000831_17": "「加えて、更に計算外のことが起こった。\\n 未知なる世界との扉が開いてしまったんだ」", "347000831_18": "「わたしたちの世界かッ!」", "347000831_19": "「最初は驚いたが、更に強い実験体を得られたのは\\n 本当に嬉しい誤算だよッ!」", "347000831_20": "「お前たちを捕まえ、研究を完成させれば……」", "347000831_21": "「私の魔物化さえ防げてしまえば、\\n あとはエターナルソードを捜しだせばいいッ!」", "347000831_22": "「やっぱり、この島にエターナルソードがあるんだな!」", "347000831_23": "「ああ。だが、お前たちがそれを手に入れることはないッ!\\n お前たちを倒して、私が見つけ出すのだからッ!」", "347000831_24": "「なんだと!」", "347000831_25": "「解毒薬が無ければ、もうここに用は無い。\\n くッ……1度退くぞッ!」", "347000831_26": "「あ、ああ……」", "347000831_27": "「逃がすと思っているのかッ!」", "347000831_28": "「後ろから魔物がッ!?」", "347000831_29": "「さあ、諦めろ。\\n お前たちが逃げる道など無いッ!」" }