{ "347000811_0": "仲間のためにッ!", "347000811_1": "「みんな、無事でいるかな……」", "347000811_2": "「コレットのことは頼んだぞ。\\n この状態で遺跡には連れていけないからな」", "347000811_3": "「え!? ちょっと待って、\\n ボクも一緒に行くよ!」", "347000811_4": "「……頼む、ジーニアス。他に任せられるやつはいないんだ。\\n コレットのことを護ってくれ」", "347000811_5": "「……わかった。\\n じゃあ、これを持っていって」", "347000811_6": "「これは、マップか?」", "347000811_7": "「昨日のうちに書き写しといたんだ。これがあれば、\\n パーティが分断されるような罠があっても迷わないでしょ」", "347000811_8": "「ありがとうございます、ジーニアス……」", "347000811_9": "「ううん。これくらいしか、ボクにはできないから……」", "347000811_10": "「ありがたく使わせてもらうよ。\\n よし、行こう!」", "347000811_11": "「……」", "347000811_12": "(ボクはここにいることしかできないのかな……)", "347000811_13": "(ボクが捕まらなかったら、\\n コレットがこんなことにならなかったのに……)", "347000811_14": "「……うぅ」", "347000811_15": "(なんとか解毒する方法を考えないと。\\n 完治は無理でも、一時的に症状を抑える方法……)", "347000811_16": "「そうだ! マーボーカレー!」", "347000811_17": "「あの料理の薬効ならなんとかなるかもしれない。\\n でも、食材は……」", "347000811_18": "「あの食料庫だ! あそこにならあるかもしれない!」", "347000811_19": "「コレット、ちょっと待っててね。\\n すぐに戻ってくるから!」" }