{ "347000531_0": "「まさか牢獄に捕まっているとは思わなかったな」", "347000531_1": "「どうやっても壊せなくて、出られないんだよ」", "347000531_2": "「確かに……頑丈そうな鉄格子です。\\n 誰がこんなことを?」", "347000531_3": "「それは後で。\\n 急がないと、プレセアたちまで見つかっちゃうかも……!」", "347000531_4": "「それもそうだな。ここから助けるのが先決だッ!\\n よーし……できる限り後ろに下がってろ……」", "347000531_5": "「う、うん――」", "347000531_6": "「こんな鉄格子、あたしがぶった切ってやるッ!」", "347000531_7": "「ガングニールでもびくともしないか……」", "347000531_8": "「ダメか……。\\n じゃあ、そっち側に檻を開くためのスイッチとか無いかな?」", "347000531_9": "「確かに、それがあれば一発だな」", "347000531_10": "「この部屋に……あると思います。\\n 2人で探してみましょう」", "347000531_11": "「いかにもなスイッチを見つけたが……」", "347000531_12": "「はい……」", "347000531_13": "「こういういかにもなスイッチはダミーだって、\\n さっき学んだからな。もっと探してみよう」", "347000531_14": "「あったッ! やっぱりもう1つスイッチが隠されてたぞ」", "347000531_15": "「はい、これでジーニアスを助けられるはずです」", "347000531_16": "「よし、いくぞ。ぽちっと」", "347000531_17": "「うわあ!?\\n 牢獄の壁が迫ってくる!?」", "347000531_18": "「ま、まさか、二重のダミーだったのかッ!?」", "347000531_19": "「このままじゃボク潰されちゃうよ……!」", "347000531_20": "「本物のスイッチがどこかにあるはず……」", "347000531_21": "「探してる時間が無い……。\\n こうなったら、実力行使だッ!」", "347000531_22": "「プレセア、頼む。鉄格子を壊すのを手伝ってくれッ!」", "347000531_23": "「わかりました!」", "347000531_24": "「なんだこの硬さは……。\\n 2人で攻撃してるのにびくともしないぞッ!」", "347000531_25": "「どうすれば……」", "347000531_26": "「2人とも後ろ! 魔物が来てる!」", "347000531_27": "「くッ、物音を聞きつけてきたか……。\\n まずはこいつらを片付けるぞッ!」" }