{ "345000931_0": "「うわあああ――ッ!?」", "345000931_1": "「なんて力なの……」", "345000931_2": "「このままでは、研究所が……」", "345000931_3": "「で、でも、身体が思うように……」", "345000931_4": "「こ、この、程度で、倒れてなんていられないデスよ。\\n 調は、切歌は、アタシが護るんデスッ!」", "345000931_5": "「そんなの当たり前、\\n その程度で倒れるなんて許さないから」", "345000931_6": "「し、調ッ!?」", "345000931_7": "「何してるの? 早く立ちなさい。\\n あんな敵にやられるほどあなたを弱く造った覚えはない」", "345000931_8": "「ううぅ、うあああ――ッ!", "345000931_9": " こんなところで、寝てられるかデースッ!」", "345000931_10": "「よし」", "345000931_11": "「調が来てくれたのは嬉しいデス。\\n 力が溢れてくるくらい、とっても嬉しいデスッ!」", "345000931_12": "「でも、切歌のところにいなくていいんデスか?」", "345000931_13": "「……いいの。\\n 今やるべきことは、あなたと一緒に、あいつを倒すこと」", "345000931_14": "「あ、アタシと一緒にッ!?」", "345000931_15": "「そう」", "345000931_16": "「……ラ、ラジャーデスッ!\\n それなら、命を懸けてでも絶対あいつをぶっ倒すデスッ!」", "345000931_17": "「その意気。\\n だけど、命は賭けないで、壊れたら許さないんだから」", "345000931_18": "「え……」", "345000931_19": "「限界がきそうなら言いなさい。\\n わたしがカバーするから」", "345000931_20": "「……えーと、調、一体どうしたんデス?」", "345000931_21": "「今は話している暇なんて無い。\\n わたしとあなた、2つの力を合わせてあいつを破壊する」", "345000931_22": "「了解デースッ!」", "345000931_23": "(なんデスかこれは……、\\n なんだか、少し胸がポカポカするデス)", "345000931_24": "「フフ……」", "345000931_25": "「こっちも寝ていられないわねッ!」", "345000931_26": "「ああッ!」", "345000931_27": "「負けてられないデスッ!」", "345000931_28": "「1人増えたところで何が変わるッ!」", "345000931_29": "「おい、一気に畳みかけるぞッ!\\n 残りのアンドロイド兵を全て投入しろッ!」", "345000931_30": "「敵もこれで終わらせるつもりのようだな」", "345000931_31": "「なんだッ!? アンドロイド兵が止まったッ!?」", "345000931_32": "「うまくいったようだな」", "345000931_33": "「僕たち2人が協力すればこんなもんですよ」", "345000931_34": "「何をしたの?」", "345000931_35": "「敵がアンドロイド兵に発信している電波をジャックしたんです。\\n 解析に少々時間がかかりましたがね」", "345000931_36": "「だが、すまない。そのでかいのはどうやらチャンネルが別らしい。\\n 解析には、もう少しかかりそうだ」", "345000931_37": "「大丈夫、こいつはわたしたちで倒すから」", "345000931_38": "「さあ、終わらせるよ」", "345000931_39": "「わたしの造った身体で、負けたら許さないから」", "345000931_40": "「アタシは、調のためならいくらだって強くなれるデスッ!」", "345000931_41": "「2つの心を1つにッ!」" }