{ "345000212_0": "「歌も唄わずにこの力……」", "345000212_1": "「シンフォギアを纏っていないのだから、\\n 歌は必要ないのだろう。しかし、それにしても――」", "345000212_2": "「シンフォギア装者だから警戒してたデスけど、\\n 全然、大したことないデスねッ!」", "345000212_3": "「生身であれだけの攻撃をどうやって放っているッ!?」", "345000212_4": "「……わたしにはわかる。\\n これは、おそらく『氣』だッ!」", "345000212_5": "「氣ッ!?」", "345000212_6": "「わたしも多少なりと修業をしたことがある。\\n あれは間違いなく、人間の内に秘めた氣の力だ」", "345000212_7": "「達人のみが扱える戦闘技術……。\\n 暁……一体、いつの間にそんな修業を……」", "345000212_8": "「なんで切歌がそんな力をッ!?」", "345000212_9": "「考えている暇は無さそうだぞッ!」", "345000212_10": "「変形ッ!」", "345000212_11": "「こいつで一気にまとめてぶっ飛ばしてやるデスッ!」", "345000212_12": "「腕が変形したですってッ!?」", "345000212_13": "「……えッ!?」", "345000212_14": "「あれも氣の力だっていうのッ!?」", "345000212_15": "「…………」", "345000212_16": "「……いや、待て……聞いたことがある。\\n 身体に流れる氣を操作することで、その闘志を具現化させる力……」", "345000212_17": "「そ、そうだ、\\n こちらも瞳に氣を集中させれば、隠された――」", "345000212_18": "「落ち着け、お前も混乱しすぎだ。\\n 何を言っているのか全然わからないぞ」", "345000212_19": "「どちらにしても、\\n シンフォギアに引けを取らないこの威力ッ!」", "345000212_20": "「今の攻撃を防ぐなんて、やるじゃないデスか。\\n 今度はもっと出力を上げていくデスよッ!」", "345000212_21": "「マリア、すまない。わたしが間違っていた。\\n あれは氣じゃない……」", "345000212_22": "「知ってるわよッ!」", "345000212_23": "「あの身体……一体どうなっているんだ?\\n まさか、ミーナと同じように自動人形だったのか?」", "345000212_24": "「切歌は人間よッ! 元気いっぱいで、ちょっと抜けてるとこも\\n ある可愛い女の子ッ!」", "345000212_25": "「なのにッ! あの身体はなんなの……?\\n もしかして――」", "345000212_26": "「誘拐されて、あんな身体に改造されたとでもいうのッ!?\\n 一体誰が……絶対に許さないッ!」", "345000212_27": "(改造……、聞いたところ\\n あの少女が攫われてそう時間は経っていないはず……)", "345000212_28": "(この短期間に改造し、そして洗脳……。\\n そんな超技術、あり得るのか?)", "345000212_29": "(もしかしたら、俺の追っている件と繋がりがある可能性も……)", "345000212_30": "「随分と騒がしいですねー。\\n 今日は、アポイントメントは無いはずなんですが……」", "345000212_31": "「――ッ!?」", "345000212_32": "「……そうか、お前がッ!」", "345000212_33": "「初めまして、侵入者のみなさん」", "345000212_34": "「僕の名前は、ドクタアアァァァ」", "345000212_35": "「ウェルッ!」", "345000212_36": "「ええッ!? なぜ先にッ!?」" }