{ "344000731_0": "「……あ、あの、わたしの聞き間違いだと思うんですが\\n 今、なんて?」", "344000731_1": "「私の言葉を聞き逃すとは。\\n 貴様でなければ、今すぐにでも撃ち殺していたところだ」", "344000731_2": "「では、もう1度言わせてもらおう。\\n 貴様を我が妻として迎え入れようッ!」", "344000731_3": "「ひいッ!?」", "344000731_4": "「ん? なんだ、今の声は。\\n あまりの喜びに言葉を失ってしまったか?」", "344000731_5": "「なんでわたしがあなたの妻にならないといけないんですか。\\n 絶対に嫌です、お断りしますッ!」", "344000731_6": "「わたしは、無事に帰ってくるって言ってくれた響のことを\\n 待っていなきゃいけないんですッ!」", "344000731_7": "「響だと? それがどれほどの男か知らないが\\n どうせ凡人だろう。最強の力を持つ私こそ――」", "344000731_8": "「そんなの必要ありませんッ!」", "344000731_9": "「響はいつもぽかぽかしたのものでわたしを包んでくれる、\\n お日様みたいにあったかい人なの――ッ!」", "344000731_10": "「愚かな。そんなものはなんの役にも立たないというのに――」", "344000731_11": "「どうやらまだ、私の力が理解できていないようだな。\\n ならば、わからせてやるまでだッ!」", "344000731_12": "「あなたの思い通りになんか、なりませんッ!」" }