{ "337000812_0": "「……竜姫…… わたしが手ずから屠竜したはずッ!?\\n 鱗と鎧うメックヴァラヌスは、確かに装者に壊されて――」", "337000812_1": "「そうね。力任せにぶん殴られたものね」", "337000812_2": "「ですが、拳に救われる明日だってあるのです」", "337000812_3": "「――拳に……?」", "337000812_4": "「あんたが答えを見出せなくて――\\n 迷って悩んで、疑ってしまうのは仕方ない」", "337000812_5": "「だって、あんただもの」", "337000812_6": "「だけどあたしは――\\n そんなあんたを、二度と疑ったりしないと誓う」", "337000812_7": "「…………」", "337000812_8": "「あたしたちは、アニメのようなヒーローになれないけど――\\n それでも、友達くらいにはなりたいんだ」", "337000812_9": "「ありがとう。でも違うよ、板場さん。\\n わたしたちは、ずっと前から、世界を越えても――」", "337000812_10": "「友達だったんだよ」" }