{ "402001111_0": "突入、ミレニアムパズル", "402001111_1": "「……まさか、扉が開くとは……」", "402001111_2": "「でも、どうして開いたんでしょうか?」", "402001111_3": "「いろいろな偶然が重なったんじゃないかしら?」", "402001111_4": "「……一体、何故? 納得できん……」", "402001111_5": "「戸惑う気持ちはわからなくもないですが、\\n 一旦、何故開いたかはおいておきませんか?」", "402001111_6": "「…………」", "402001111_7": "「……確かに今はこの幸運を活かす時だな。\\n 門のことは忘れよう……」", "402001111_8": "「それにしても、ここがミレニアムパズルの中なんですね」", "402001111_9": "「すごく広そう……、\\n でも、あんまり迷路っぽくはないような……」", "402001111_10": "「なんとも不思議空間デス」", "402001111_11": "「見た目はどうあれ、どんな者も迷わせると言わしめた迷宮だ。\\n 何が出てくるかわからない。警戒を怠るなよ」", "402001111_12": "「わかりました。では、気を引き締めて進みましょう。\\n あなたたちも、油断しないようにね?」", "402001111_13": "「うん、マリア姉さん。気をつけるよ」", "402001111_14": "「わかった」", "402001111_15": "「了解デスッ!」", "402001111_16": "「…………」", "402001111_17": "「……門が開くなんて、いつぶりだろうか。\\n でも、全員知らない顔だ……」", "402001111_18": "(誰か訪ねて来てくれたのかと思ったのに……)", "402001111_19": "「……来るわけないか。\\n だってあれからもう何百年も――」", "402001111_20": "(そうだ。友達もみんな、もういなくなってる……。\\n オレはどうせ1人ぼっちだ……)", "402001111_21": "「それにしても、まさか門が反応するなんて……。\\n オレを戦いに巻き込みに来たんじゃないのか?」", "402001111_22": "「確かに、嫌なにおいはあんまりしない……。\\n こいつら、一体なんなんだ……?」", "402001111_23": "「…………」", "402001111_24": "「……まぁ、いいさ。\\n それでもここに辿り着くなんて絶対不可能」", "402001111_25": "「せいぜい、パズルに弄ばれるがいい」" }