{ "344000422_0": "「はあ、はあ……、\\n やっぱり、一筋縄ではいかないわね」", "344000422_1": "「だが、殲滅までもう少しだッ!」", "344000422_2": "「ええ、行くわよッ!」", "344000422_3": "「く……ッ!?」", "344000422_4": "(脚に力が……ッ!?)", "344000422_5": "「マリアッ!?」", "344000422_6": "「まずい……ッ!」", "344000422_7": "「今の攻撃はッ!?」", "344000422_8": "「援護射撃が間に合ってくれたかッ!」", "344000422_9": "「我々とて、国土を蹂躙する敵をただ黙って見ている\\n わけにはいかないからなッ!」", "344000422_10": "「通常兵器による攻撃ではどこまで力になるか\\n わからないが……」", "344000422_11": "「いいえ、十分助かったわ」", "344000422_12": "「ああ、敵の攻撃はわたしたちが引きつけるッ!\\n 援護を頼めるだろうか?」", "344000422_13": "「オフコースッ!\\n 米軍魂を見せてやるぜッ!」", "344000422_14": "「マリア、もう大丈夫か?」", "344000422_15": "「心配をかけてしまったわね。\\n でも、助けてくれた人たちのためにも、負けられないッ!」", "344000422_16": "「ああッ!」", "344000422_17": "(この兵器はわたしたちが止めるッ!)", "344000422_18": "(セレナ、あなたもどうか無事で、やり遂げて……ッ!)", "344000422_19": "「さてと……無事に工場の中に潜入できたな」", "344000422_20": "「トラックに忍び込んで中に入るというのは\\n なかなかいい考えでしたね」", "344000422_21": "「街と違って、工場内は人がいっぱいいますね」", "344000422_22": "「ああ。\\n あたしが先行するから、見つからないようにそーっと行くぞ」", "344000422_23": "「見てください、あれッ!」", "344000422_24": "「あの兵器ッ!?\\n じゃあやっぱり、ここであれを量産して……」", "344000422_25": "「1発目で引き当てるってのは運がいいな。\\n あたしたち、ツイてるぞ」", "344000422_26": "「この調子で設計図なり見つかればいいんだけどな」", "344000422_27": "(セレナ、あの機械に触れてみたい。\\n もしかしたら、何かわかるかもしれない)", "344000422_28": "(わかりました。今は近くに誰もいないみたいだし、\\n 大丈夫かな?)", "344000422_29": "「すみません、あの機械に近づきます。\\n ヴェイグさんが何かわかるかもしれないと」", "344000422_30": "「オッケー。あたしたちで周りを警戒しておくから\\n そっちは任せたぞ」", "344000422_31": "「はいッ!」", "344000422_32": "「……」", "344000422_33": "「何かわかりましたか?」", "344000422_34": "「……わからないな。\\n これは外側だけだ。まだ力が宿っていない」", "344000422_35": "「そうですか……。\\n じゃあ、完成したものを探さないと……」", "344000422_36": "「まずい、誰か来るぞ。隠れろッ!」", "344000422_37": "「あれは誰でしょうか。\\n 工場の職員にしては雰囲気が違うみたいだけど……」", "344000422_38": "「たぶん、城から来た役人だろう。\\n ほら、他の連中がペコペコ頭下げてるぞ」", "344000422_39": "「スヴァフラーメの量産状況はどうだ?」", "344000422_40": "「はい、順調に進めております。\\n ですが、装者たちが思った以上に抵抗を続けているようで」", "344000422_41": "「ふん、ならばそれを上回る量を生産すればいい。\\n それができないとは言わせんぞ」", "344000422_42": "「この声って……ッ!」", "344000422_43": "「あの音声ファイルから聞こえてきた声だッ!」", "344000422_44": "「じゃあ、あの人が兵器を送り出した黒幕……ッ!?」" }