{ "330000622_0": "(何度も対峙することでわかった。\\n マリアは確実にわたしの攻撃を見切っているッ!)", "330000622_1": "「わたしの動作を先読みした動き。\\n そのギアがそれをさせているのかッ!」", "330000622_2": "「さあ、どうかしらねッ!」", "330000622_3": "「くッ――」", "330000622_4": "「な、なんだ、この爆発はッ!?」", "330000622_5": "「施設が……ッ!?\\n しかし、規模が小さい。ネメシスではない……?」", "330000622_6": "(しまった、向き合った状態で相手から視線を外すとは。\\n やられ――ッ!?)", "330000622_7": "「……どういうこと」", "330000622_8": "(驚いている?\\n これはマリアにとっても想定外の出来事だったというのか)", "330000622_9": "「どうやら、そちらはまだ終わっていなかったようだな」", "330000622_10": "「どうして、あなたが――」", "330000622_11": "「何者だッ!」", "330000622_12": "「名乗る必要はないが、\\n マリアの仲間とでも言っておこうか」", "330000622_13": "「なんだとッ!?」", "330000622_14": "「目的の聖遺物は手に入れることができた」", "330000622_15": "「……ッ!」", "330000622_16": "「つまり、マリアの目的はただわたしの足止めをすること\\n だったということか……」", "330000622_17": "「……」", "330000622_18": "「お前が囮になってくれたおかげだ。ただ、装者1人すら\\n 片付けられていないのはいただけないが」", "330000622_19": "「それは……」", "330000622_20": "「お前が何者か、何故マリアがお前に与するのか、\\n 聞きたいことは山ほどある、だが……ッ!」", "330000622_21": "「すべては、お前を討ち取ってから聞きだせば済むことだッ!」", "330000622_22": "「……」", "330000622_23": "「はあああ――ッ!」", "330000622_24": "「お前も、わたしの眷属にしてやろう」", "330000622_25": "「な、これはッ!?」", "330000622_26": "「クク、アルゴスの力を受け取るがいいッ!」", "330000622_27": "「ぐ――ッ! あああああッ!」" }