{ "330000412_0": "「行くぞ、雪音ッ!」", "330000412_1": "「ああッ!」", "330000412_2": "「連携攻撃なら、こっちだって負けてないデスよッ!」", "330000412_3": "「見せよう、わたしたちの力をッ!」", "330000412_4": "「なかなかに連携の取れた攻撃だ。\\n よかったぞ、2人とも」", "330000412_5": "「そう言ってもらえて嬉しいデスッ!\\n 2人もさすがのコンビネーションだったデスよ」", "330000412_6": "「次はわたしたちもマネしてみよう」", "330000412_7": "「どうやらまだ動きたりないみたいだな。\\n もう一戦いっとくか」", "330000412_8": "「よーし、今度はわたしがッ!」", "330000412_9": "「お前たち、訓練はいいが、身体を温める程度にしておけ。\\n 今は完全聖遺物『ヘルメスの剣』の移送任務中だろう」", "330000412_10": "「し、師匠……ッ!」", "330000412_11": "「了解しました。これ以上は控えておきます」", "330000412_12": "「そうだったデス。アタシたちは大切な任務の途中だったデスよ」", "330000412_13": "「マリアくんが不在の間、君たちには完全聖遺物『ヘルメスの剣』\\n を太平洋沖から米国まで移送する任務に当たってもらいたい」", "330000412_14": "「ヘルメスの剣……ですか?」", "330000412_15": "「はい。駿足で駆ける神、ヘルメスの力が宿っている\\n とされる完全聖遺物です」", "330000412_16": "「長らく所在不明とされていましたが、先日、偶然基底状態で\\n 海底から発見されたということです」", "330000412_17": "「聖遺物は発見国である米国に移され、研究されることとなった。\\n しかし最近、結社残党の錬金術師による襲撃が増えていてな」", "330000412_18": "「大事を取って、アルカ・ノイズにも対抗できる我々が\\n 太平洋沖で物を受け取り、移送任務を行う運びとなった」", "330000412_19": "「米国ということは、向こうでマリアに会えるんデスか?」", "330000412_20": "「いや、それは難しいだろうな。\\n 我々はあくまで聖遺物を移送するだけの任務だ」", "330000412_21": "「そうですか……」", "330000412_22": "「駿足で駆ける神……なんだかかっこよさそうですッ!」", "330000412_23": "「しかし、起動はしていないのだろう?\\n どんな力を持っているのか見ることは叶わないだろうな」", "330000412_24": "「そっちの方がいいだろ。起動済みの完全聖遺物なんて運んで\\n たら、何が起こるかわからないからな」", "330000412_25": "「その通りだ。我々の任務は無事に聖遺物を目的地に届けること。\\n もし襲撃があった場合に備え、しっかりと準備をしておけよ」", "330000412_26": "「はいッ!」", "330000412_27": "「よーし、マリアの分まで任務をやりきるデスよッ!」", "330000412_28": "「マリアも頑張ってるんだから、わたしたちも頑張ろうッ!」" }