{ "330000341_0": "「ん……ここは……?」", "330000341_1": "「確か、街で怪物と戦闘になって、それで……」", "330000341_2": "「ああ、全部思い出したわ」", "330000341_3": "「あの女性にスタンガンで気を失わされて、\\n ……そのまま連れ去られたのね」", "330000341_4": "(焦っても仕方がないわ、ひとまず状況を確認しないと)", "330000341_5": "(室内のようだけど、ここは敵の拠点? それとも、\\n 一時的に近場に連れ込まれたと考えるべきかしら)", "330000341_6": "(拘束もしっかりされているわね……)", "330000341_7": "(だけど、ギアを纏えばこれくらいの拘束ッ!)", "330000341_8": "「……」", "330000341_9": "「ギアが、纏えないッ!?」", "330000341_10": "「当然だ。拘束した装者にいつまでも\\n ギアコンバーターを持たせていると思ったか?」", "330000341_11": "「あなたは……ッ!」", "330000341_12": "(わたしを騙し、気絶させた女性……)", "330000341_13": "「わたしをどうするつもりかしら?\\n 悪いけど、何を聞いても無駄よ。こう見えて口は堅いから」", "330000341_14": "「この状況で随分と余裕だな、マリア」", "330000341_15": "「……ッ!」", "330000341_16": "「ギアのこと、わたしのこと……。よく調べてあるようね。\\n だけど、気安く呼び捨てにしないでもらいたいわッ!」", "330000341_17": "「知らない仲でもないんだ、別に構わないだろ。\\n それとも、わたしのことを忘れたか?」", "330000341_18": "「な、なんですってッ!?」", "330000341_19": "「フン。S.O.N.G.に所属するようになって、F.I.S.時代のことは\\n もう記憶にないようだな」", "330000341_20": "「F.I.S.時代……つまりわたしと同じ、\\n レセプターチルドレン? まさか、そんなッ!?」", "330000341_21": "「思い出してくれたか?」", "330000341_22": "「あなたは……ジャンヌ、なの……?」" }