{ "324000212_0": "「な、なんだあの少女は……ッ!?」", "324000212_1": "「さがれッ! あとはあたしに任せろッ!」", "324000212_2": "「助かった……のか?」", "324000212_3": "「無事だったかッ!」", "324000212_4": "「隊長ッ! あの少女は……?」", "324000212_5": "「日本の特異災害対策機動部二課だそうだ」", "324000212_6": "「あれが特機部二……」", "324000212_7": "「おい、失礼な言い方はやめろッ!」", "324000212_8": "「……すみません」", "324000212_9": "「……部下が失礼を。協力、感謝する」", "324000212_10": "「日本からの援軍、と言う認識でいいか?」", "324000212_11": "「本命は敵兵器の調査だけど、当面はそれでいいわ。\\n 私はフィーネ。二課の研究員よ」", "324000212_12": "「クリスだ。フィーネの護衛として来た」", "324000212_13": "「俺はアーサー。米国特殊部隊の隊長を務めている。\\n 以後お見知りおきを」", "324000212_14": "「ええ、こちらこそ」", "324000212_15": "「それにしても、日本政府の技術は予想以上だな。\\n その装備は本当に素晴らしいッ!」", "324000212_16": "「見たところ、エネルギー消費も少なく\\n あの人造ノイズへの対応力、防御力ともに優れている」", "324000212_17": "「アルカ・ノイズよ」", "324000212_18": "「アルカ・ノイズ……?」", "324000212_19": "「そう。錬金術で生み出された、あのノイズの呼称。\\n できればそう呼んでもらえるかしら?」", "324000212_20": "「なるほど。では以降はこちらでもそう呼称しよう。\\n それと、先ほどの兵器についても聞きたいのだが……」", "324000212_21": "「二課の研究成果の1つよ。まだ試作段階だけどね」", "324000212_22": "「それでも素晴らしい装備だ」", "324000212_23": "「ところで、あなたたちの部隊の目的について、\\n 聞いてもいい?」", "324000212_24": "「ああ、我々は政府軍に代わって、この周辺の村とNGO団体を\\n 護るため、人造……いや、アルカ・ノイズの対処を行っている」", "324000212_25": "「そっちも戦えるんならあたしらも心強い」", "324000212_26": "「よろしく頼む」", "324000212_27": "「ああッ!」", "324000212_28": "「それなら、この国の現状についても\\n 質問していいかしら?」", "324000212_29": "「構わない。\\n それじゃ、情報整理といこうか」" }