{ "323000432_0": "「あともう少しッ! これで終わりッ!」", "323000432_1": "「浅いッ! あともう少しなのにッ!」", "323000432_2": "「だったら、2人でぶっ飛ばせばいいんだよッ!」", "323000432_3": "「来てくれたんだね、響ッ!」", "323000432_4": "「あれで最後なんだよね。行くよ、未来ッ!」", "323000432_5": "「てえええッ!」", "323000432_6": "「はあああッ!」", "323000432_7": "「ふー、これで終わりだね」", "323000432_8": "「響が来てくれたおかげだよ、ありがとう」", "323000432_9": "「どういたしまして。それよりリサって子は見つかったの?」", "323000432_10": "「うん、見つけたよ。\\n ストーカーを倒したら様子を見に戻ろうと思ってたところ」", "323000432_11": "「じゃあ、わたしも一緒についていく。\\n またストーカーが出てきたら厄介だもんね」", "323000432_12": "「うわッ、パトカーとか救急車が来てるよッ!」", "323000432_13": "「あそこにいるの、友希那さんだ。\\n 話を聞いてくるから、待ってて」", "323000432_14": "「よかった、あなたは無事だったのね」", "323000432_15": "「はい。リサさんは?」", "323000432_16": "「わたしがここに来たときには、そこに倒れてて、\\n 怪我とかはしていないようだけど」", "323000432_17": "「念のため、警察と救急車に連絡したの」", "323000432_18": "「救急隊員の話だと、何かのショックで、\\n 気絶したんじゃないかって……」", "323000432_19": "(ストーカーに襲われそうになってたから、\\n 多分、心労で……)", "323000432_20": "「ちょうど今から病院へ搬送されるから、\\n わたしは他のメンバーとついていくけど、あなたはどうする?」", "323000432_21": "「大勢でおしかけても迷惑になりますから。\\n わたしは、明日の朝、お見舞いに行きます」", "323000432_22": "「わかったわ、リサにそう伝える。\\n 病院はここだから、メモを渡しておくわ」", "323000432_23": "「はい、ありがとうございます。また明日」", "323000432_24": "「よかったね、リサって子が無事で」", "323000432_25": "「響が手伝ってくれたおかげだよ。\\n 本当にありがとう」", "323000432_26": "「お礼はいいから。\\n 未来が助けてほしいときは飛んで駆けつけるからねッ!」", "323000432_27": "「うんッ!」", "323000432_28": "「っと、わたしのほうはそんな感じかな。\\n 次は未来の話を聞かせてよ」", "323000432_29": "「わたしのほうは……。\\n 最初はちょっと大変だったかな」", "323000432_30": "「リサさんって人は明るくて、周りをよく見ていて\\n メンバーのフォローや気遣いができる人だよ」", "323000432_31": "「友希那さんは音楽にまっすぐ取り組んでいて、\\n ちょっと近づきがたいところがあったんだよね」", "323000432_32": "「でも、話をしてみると共通点が見つかったんだ」", "323000432_33": "「どんなところ?」", "323000432_34": "「大切でかけがえのない幼馴染がいるってところだよ」", "323000432_35": "「エヘヘ、急にそんなこと言われたら恥ずかしいよー」", "323000432_36": "「ああ、でも話を聞いてると翼さんと奏さんの関係にも似てるかも」", "323000432_37": "「フフ、確かにそうかも。\\n ちょっと口調は違ってるけどね」" }