{ "322000721_0": "「あれは――曲がり角だッ!\\n 飛び込め――ッ!」", "322000721_1": "「これでえええ――ッ!」", "322000721_2": "「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ――ッ!」", "322000721_3": "「ど……どうにか助かった……ようだな……ッ!」", "322000721_4": "「え、ええ……生きた心地が……しなかったわ……ッ!」", "322000721_5": "「本当に間一髪だったわね……。\\n ギアの性能を過信しすぎていたわ」", "322000721_6": "「ああ、このギアがあるとはいえ、油断は禁物だな……」", "322000721_7": "「気息も整ったことだし、進むか」", "322000721_8": "「そうね。これ以上ないくらい慎重に」", "322000721_9": "「翼、気を付けて、恐らく落とし穴よ」", "322000721_10": "「は――ッ!」", "322000721_11": "「……やっぱり」", "322000721_12": "「落とし穴の底に……槍のようなものがあるな。\\n 今まではただの竪穴だったというのに」", "322000721_13": "「……罠の性質が変わってきている」", "322000721_14": "「ええ、より凶悪になってるわね」", "322000721_15": "「さっきの大岩といい、この落とし穴といい、\\n 罠にかかれば命に関わるものが増えているわ」", "322000721_16": "「それだけゴールに近づいているのかもしれないな」", "322000721_17": "「……お迎えが来たようよ。それも大勢で」", "322000721_18": "「侵入者 確認 迎撃準備」", "322000721_19": "「強制処理」", "322000721_20": "「強制処理」", "322000721_21": "「数ばかりでなく、戦意も高いようだ」", "322000721_22": "「最奥が近いということ、らしいわね」", "322000721_23": "「ならばなおさら……。\\n 足止めなど食ってはいられないなッ!」", "322000721_24": "「ええッ!」" }