{ "104500331_0": "「Balwisyall Nescell gungnir tron――」", "104500331_1": "「はあ――ッ!」", "104500331_2": "「……あのおかしな生物が見当たらないな」", "104500331_3": "「はい、侵入者用に配備されているのは、\\n アルカ・ノイズだけみたいですね」", "104500331_4": "「……新しい戦闘の痕もある。\\n わたしたちが来る前に別の襲撃者がいたのかもしれないわ」", "104500331_5": "「それなら、その襲撃者は何処行ったデスかね?」", "104500331_6": "「さあ……わからないわ。警備を片付けて中に入ったのか、\\n アルカ・ノイズが出てきたことで退いたのか……」", "104500331_7": "「どちらも可能性のある話だな」", "104500331_8": "「しかし、これだけアルカ・ノイズが配備されているとは、\\n やはりここは結社の重要施設で間違いないらしい」", "104500331_9": "「ああ、情報は正しかったみたいだな。\\n となりゃ、邪魔なのを片付けて進むだけだッ!」", "104500331_10": "「装者6名、アルカ・ノイズと戦闘状態に入りました」", "104500331_11": "「わかった。\\n それにしても、我々に先んじた襲撃者か……」", "104500331_12": "「一体何者なんでしょうか……?」", "104500331_13": "「……いずれかの組織の者か、錬金術師の内輪もめか、\\n 今の段階では検討もつかんな」", "104500331_14": "「だが、あの合成生物を全滅させる力を持った襲撃者だ。\\n 単純にアルカ・ノイズを前に撤退したとも考えにくい」", "104500331_15": "「施設内についても先んじて入り込まれているかもしれん。\\n とにかく、未知の敵が増えたと思って警戒するんだッ!」" }