{ "302001342_0": "「くッ……何とか迎撃は出来たが――」", "302001342_1": "「やはり、この程度では消えないわね……ッ」", "302001342_2": "「くそッ、まさか2体同時なんて――」", "302001342_3": "「――ッ!? あれ……」", "302001342_4": "「プレッシャーが……消えたデスッ!\\n それに、カルマノイズも……」", "302001342_5": "「どうなってんだ……消えちまった……」", "302001342_6": "「間に合ったわ。良かった~。\\n みんな、無事?」", "302001342_7": "「了子さんッ!」", "302001342_8": "「櫻井女史……」", "302001342_9": "「カルマノイズが2体同時に現れたって聞いてね。\\n もう、急いで発明品を持ってかけつけたのよ」", "302001342_10": "「それで、その発明って何なの?」", "302001342_11": "「よくぞ聞いてくれました。これはあのノイズの検知\\n している、生命反応をごまかすための装置なの」", "302001342_12": "「これを使って、あいつが撤退するように仕向けたってわけ」", "302001342_13": "「さっすが了子さんッ!\\n すごいッ!」", "302001342_14": "「まあね~。それ程でもあるわよ」", "302001342_15": "「これであのノイズが現れても、\\n 被害は最小限に出来るだろう」", "302001342_16": "「……そこで君たちに問いたい。君たちはこの世界の\\n 人間ではない。ここで退く事も出来る。本当にいいのか?」", "302001342_17": "「それは――」", "302001342_18": "「即答は無しね~。よく考えてみて欲しいの。あの厄介なノイズが\\n 2体、これは装者が複数いても楽観視できる事態じゃないわ」", "302001342_19": "「……だから、みんな良く考えてみて」" }