{ "360000132_0": "「最後はあなたですわよッ!」", "360000132_1": "「ぎゃああああ――」", "360000132_2": "「やれやれ、これで全部?」", "360000132_3": "「もう他に敵は見当たらないんだゾ?」", "360000132_4": "「どうやら、そのようですわね。\\n これで無事に侵入者の件は片付きましたが……」", "360000132_5": "「じゃ、いいわ。あたし、もう帰るんでー」", "360000132_6": "「待ちなさい。この荒れっぷりを放置していく気ですか?\\n ここを片付けるから、手伝ってください」", "360000132_7": "「なんであたしが片付けなんかしなきゃならないんですか?\\n そもそも、ここは元から荒れまくってたじゃないですか」", "360000132_8": "「あなたたちが暴れたせいで、ここまで酷くなったんですわ」", "360000132_9": "「せっかく気まぐれで手伝ってあげたっていうのに、\\n この言われようはあんまりじゃないですか?」", "360000132_10": "「ミカはともかく、ガリィは適当に攻撃して、\\n 周りを荒らしていたようにしか見えませんでしたわ」", "360000132_11": "「そうだゾッ! 全然、違う方に攻撃してたゾッ!」", "360000132_12": "「チッ、こいつバカのくせに意外と目ざといわね……。\\n お前だって派手な攻撃で周りを荒らしてただろッ!」", "360000132_13": "「要するに2人とも責任があるのだから、\\n 片付けを手伝ってもらいますわ」", "360000132_14": "「あれ~? でも、さっきはなんでも1人でやるって\\n 言ってませんでしたっけ?」", "360000132_15": "「それは任務のことですわ。\\n 掃除するなら、人手は多い方がいいですから」", "360000132_16": "「あたしは手伝うゾッ!」", "360000132_17": "「ミカは……いえ、やっぱり厚意だけ受け取っておくわ」", "360000132_18": "「それじゃお許しが出たということで、お疲れさまでーす」", "360000132_19": "「あッ! ガリィ、あなたは――」", "360000132_20": "「ファラ……ごめんなさいだゾ……」", "360000132_21": "「はぁ、仕方ないわね……。\\n 片付けは後にして、先に侵入者を連れ出しましょうか」", "360000132_22": "「ふぅ、危ない危ない……。\\n どうにか見つからずに済んだな……」", "360000132_23": "「しかし、あいつらが好き放題に暴れるから、\\n そこら中に遺物が飛び散ってるじゃねぇか……」", "360000132_24": "「まあ、おかげで鍵を使う必要もなさそうだし、\\n さっさと目的のブツを見つけて退散するか……」", "360000132_25": "「ん? なんの音……」", "360000132_26": "「な、なんだ……これはッ!\\n 聖遺物が合体して……?」", "360000132_27": "「オオオオッ!」", "360000132_28": "「ぎゃああああ――」" }