{ "371001111_0": "魔法少女シンフォニック☆イリヤ(?)", "371001111_1": "「イーリヤさん!」", "371001111_2": "「突然ですが……\\n わたしの新機能、試してみませんか?」", "371001111_3": "「え、ヤダ……」", "371001111_4": "「秒で振らなくても!?」", "371001111_5": "「だってなんか……胡散臭いんだもん」", "371001111_6": "「いやいやいや!\\n 今回のはイリヤさんにも喜んでいただけること間違いなし!」", "371001111_7": "「――なんとびっくり、\\n 最新バージョンのわたしは、カラオケ機能を搭載しましたー!」", "371001111_8": "「唐突すぎて怖さが増しただけなんだけど……?」", "371001111_9": "「おやおや、お忘れですか? 無人島での事件のこと」", "371001111_10": "「装者の方は全員、唄うことで\\n 更なる力を発揮していましたよね?」", "371001111_11": "「た、たしかに……」", "371001111_12": "「え――まさか……唄ったら、\\n 切歌さんたちみたいになれるの……?」", "371001111_13": "「それはもう……やれば分かりますよ」", "371001111_14": "「う~……」", "371001111_15": "(確かに、最初は少しビックリしたけど……)", "371001111_16": "(正直ああいうのも、すっごくカッコよかった……\\n なんかミュージカルっぽかったし……!)", "371001111_17": "「……い、1回だけだよ!」", "371001111_18": "「はーい1回いただきましたー!\\n 曲はどうされます?」", "371001111_19": "「決まってるでしょ!\\n 魔法少女マジカル☆ブシドームサシの主題歌――!」", "371001111_20": "「はぁ……はぁ……」", "371001111_21": "「うーん50点」", "371001111_22": "「は!? どういうこと!?」", "371001111_23": "「恥じらいがなかったのが\\n 大きな減点ポイントですかねー」", "371001111_24": "「いやそこじゃなくて!\\n 変身できるんじゃなかったの!?」", "371001111_25": "「そんなこと言いましたっけ?」", "371001111_26": "「……ルビー?」", "371001111_27": "「はいなんでしょう!」", "371001111_28": "「よくも騙してくれたわねー!!」", "371001111_29": "「イリヤさんが勝手に騙されただけですよー!」", "371001111_30": "「え……!?\\n みみ、皆さん……いつから、そこに……」", "371001111_31": "「……イリヤ。あなた疲れてるのね」", "371001111_32": "「無人島での出来事がよっぽど\\n 心労になっているんだわ。かわいそうに……」", "371001111_33": "「あ、憐れまないでください!」", "371001111_34": "「ぷ……ぷぷ……とっても……\\n ふふ……上手だったわ……」", "371001111_35": "「あぁぁぁ……クロまで……!」", "371001111_36": "「人前で突然歌い出すなんて、\\n 品性が足りませんわね」", "371001111_37": "「遠坂凛、貴女の教育が\\n なってないんじゃなくって?」", "371001111_38": "「はぁ? わたしは関係ないでしょうが!」", "371001111_39": "「や、やめて……わたしで争わないで……!」", "371001111_40": "「……イリヤ。\\n わたしは今の歌、個性的で好きだよ」", "371001111_41": "「美遊様。それはあまり、\\n 慰めになっていないような……」", "371001111_42": "「あぁ……あ、あぁぁ……」", "371001111_43": "「なんで……なんで", "371001111_44": " こうなるの~~~~~!!!!!!」" }