{ "368000621_0": "「2代目は今――、お前たちの世界にいるのかもしれない。\\n そこで怪獣に立ち向かっているのかもな」", "368000621_1": "「怪獣の脅威から、あらゆる世界を護るために並行世界を\\n 巡っているのでしたね」", "368000621_2": "「ですが、わたしたちの世界で、わたしたち装者以外に\\n 怪獣に対処している者はいないようでしたが……」", "368000621_3": "「戦いが、直接的なものだけとは限らない。\\n とは言え、全く別の並行世界にいる可能性もあるがな」", "368000621_4": "「その……2代目というのは、あなたにとってどんな存在\\n なのですか?」", "368000621_5": "「そうだな……。\\n 命の恩人で、借りを返すべき相手だ」", "368000621_6": "「なるほど。\\n だから救出のために手掛かりを捜しているのですね?」", "368000621_7": "「2代目なら他の世界に飛ばされても自力で戻れるはずだ。\\n 戻らない理由があるのだろう」", "368000621_8": "「助力が必要なら駆けつけてやりたい。\\n だから捜している」", "368000621_9": "「そうでしたか……。早く見つかるといいですね」", "368000621_10": "「ああ」", "368000621_11": "「あれは――、この前倒したばかりの……」", "368000621_12": "「分裂する奴か。まだ残っていたとはな」", "368000621_13": "「……行けますか?」", "368000621_14": "「無論だ」" }