{ "344000812_0": "「迷わないッ! わたしは、戦うんだ……ッ!\\n まずは目の前の敵を――ッ!」", "344000812_1": "「…………」", "344000812_2": "「ぐ、あああ――ッ!」", "344000812_3": "「うう……もっとだッ!\\n もっと憎しみを、呪いの力を……ッ!」", "344000812_4": "「スヴァフラーメを倒したら、ドヴァリンさんが苦しんでッ!?」", "344000812_5": "「どうしたんだ……?」", "344000812_6": "「ティルヴィングの呪いは強すぎる……。ドヴァリンは、\\n その力に取り込まれてしまっているんだ」", "344000812_7": "「恐らく、ドヴァリンの精神はもうティルヴィングの\\n 呪いと一体化しているんだろう」", "344000812_8": "「どういうことだ?」", "344000812_9": "「ティルヴィングの欠片をスヴァフラーメのコアとしているのは、\\n 精神を分割して力として付与しているようなものだ」", "344000812_10": "「分ければ分けるほど自我が保てなくなるし、\\n それが壊されれば、苦しむことになる……」", "344000812_11": "「そんなことをしてまで、憎しみを振りまこうと……」", "344000812_12": "「苦しい、苦しい……ッ!\\n それもこれも、全部人間のせいだッ!」" }