{ "104000122_0": "「はあああああああッ!」", "104000122_1": "「せい――ッ!」", "104000122_2": "「これで残るは――」", "104000122_3": "「あのデカブツのみだッ!」", "104000122_4": "「で、でもッ、どうやってあの高さに――」", "104000122_5": "「大丈夫だ。\\n こんな時、わたしたちには心強い仲間がいるだろう」", "104000122_6": "「あなたたちッ!\\n ぐずぐずしないでッ! 追うわよッ!」", "104000122_7": "「フ、ヘリか……ならば直上からの攻撃を凌げまい」", "104000122_8": "「やったぜ狂い咲きッ!\\n ――あンッ!?」", "104000122_9": "「全機無事だとッ!? シンフォギアで迎え撃ったかッ!\\n なら、非常識には非常識だッ!」", "104000122_10": "「来ましたッ、ミサイルですッ!」", "104000122_11": "「立花ッ! 殿は雪音に任せるんだッ!\\n あれを足場に――一気に距離を詰めるッ!」", "104000122_12": "「うええッ!? わ、分かりましたッ!」", "104000122_13": "「こっちで抑えてるうちに、\\n 他の2機はさっさと戦域を離脱してくれッ!」", "104000122_14": "「だああああああ――ッ!」", "104000122_15": "「ミサイルが――ッ!」", "104000122_16": "「こっちに来るデスかッ!?」", "104000122_17": "「ダメだ――間に合わないッ!」", "104000122_18": "「行くよッ! 切ちゃんッ!」", "104000122_19": "「がってんデースッ!」", "104000122_20": "「やればできるッ!」", "104000122_21": "「アタシたちデスッ!」", "104000122_22": "「初手より奥義にて仕るッ!」", "104000122_23": "「はあああ――ッ!」", "104000122_24": "「――ッ!?」", "104000122_25": "「おおおおおおおおッ!」", "104000122_26": "「――こいつで丸ごと吹き飛ばしてやるッ!」", "104000122_27": "「――ふうッ……」", "104000122_28": "「立花ッ! ケガは無いかッ!?」", "104000122_29": "「はいッ! この人も無事です。気絶してますけど。\\n ひとまず任務は完了ですね」", "104000122_30": "「ああ、あとは彼らに任せよう」", "104000122_31": "「なんとか、国連からの支援物資も届いたな……」", "104000122_32": "「よかった……国連軍の対応が早くて……」", "104000122_33": "「そうだな」", "104000122_34": "「……クリスちゃん? どうしたの?」", "104000122_35": "「ッ!? いや、なんでもねーよ……」", "104000122_36": "「市街の巡回、完了デスッ!」", "104000122_37": "「乗って。本部に戻るわよ」", "104000122_38": "「わたしたちを苦しめたアルカ・ノイズ……錬金術の断片が、\\n 武器として軍事政権に渡っているなんて……」", "104000122_39": "「……パヴァリア光明結社……」", "104000122_40": "「遅くなりましたッ!」", "104000122_41": "「揃ったな。さっそくブリーフィングを始めるぞ」", "104000122_42": "「先輩ッ!」", "104000122_43": "「マリア……そっちで何かあったの?」", "104000122_44": "「翼のパパさんからの特命でね、S.O.N.G.のエージェントとして\\n 魔法少女事変のバックグラウンドを探っていたの」", "104000122_45": "「わたしも知らされていなかったので、てっきり寂しくなった\\n マリアが勝手に英国までついて来たとばかり――」", "104000122_46": "「だから、そんなわけないでしょッ!」", "104000122_47": "「マリアさんの捜査で、ひとつの組織の名が浮上してきました。\\n それが、パヴァリア光明結社です」", "104000122_48": "「チフォージュ・シャトーの建造にあたり、\\n キャロルに支援していた組織だったようです」", "104000122_49": "「裏歴史に暗躍し、一部に今の欧州を暗黒大陸とまで\\n 言わしめる要因とも囁かれています」", "104000122_50": "「あのマーク、見たことあるデスよッ!」", "104000122_51": "「確か、あれって――」", "104000122_52": "「そうね」", "104000122_53": "「マムやドクターと通じ、F.I.S.を武装蜂起させた謎の組織……」", "104000122_54": "「わたしたちにとっても、向き合い続けなければならない\\n 闇の奥底だわ」", "104000122_55": "「そ、それだけじゃないですッ!\\n あれ、王様の時にも――」", "104000122_56": "「ああ、間違いないな……。\\n あの船でやり合った時に見たマークだ」", "104000122_57": "「あの船……アレキサンドリア号事件ね。\\n そう、あなたたちも遭遇していたの……」", "104000122_58": "「つまり我々S.O.N.G.にとっても因縁浅からぬ相手、\\n ということか……」", "104000122_59": "「フロンティア事変と魔法少女事変の双方に関わっていた組織、\\n パヴァリア光明結社……」", "104000122_60": "「これを機会に知られざる結社の実体へと至ることが\\n できるかもしれません」", "104000122_61": "「存在をうかがわせつつも、なかなか尻尾を掴ませて\\n もらえなかったのですが――」", "104000122_62": "「マリアさんからの情報を元に調査部でも動いてみたところ……」", "104000122_63": "「……アルカ・ノイズッ!」", "104000122_64": "「撮影されたのは、政情不安な南米の軍事政権国家――」", "104000122_65": "「バルベルデかよッ!」", "104000122_66": "「装者たちは現地合流後、作戦行動に移ってもらうッ!\\n 忙しくなるぞッ!」", "104000122_67": "「S.O.N.G.が国連直轄の組織だとしても、本来であれば武力での\\n 干渉は許されない」", "104000122_68": "「だが、異端技術を行使する相手であれば、\\n 見過ごすわけにはいかないからな」", "104000122_69": "「……アルカ・ノイズの軍事利用……」", "104000122_70": "「LiNKERの数さえ充分にあれば、わたしたちだって、\\n もっと……」", "104000122_71": "「ラスト1発の虎の子デス。\\n そう簡単に使うわけには――」", "104000122_72": "「――デデデッ!?」", "104000122_73": "「大丈夫だよッ!\\n 何かをするのに、LiNKERやギアが不可欠なわけじゃないんだよ」", "104000122_74": "「さっきだって、ヘリを護ってくれた。ありがとう」", "104000122_75": "「なんだか照れくさいデスよ……」", "104000122_76": "「じー……」", "104000122_77": "「め……目のやり場に困るくらいデスッ!」", "104000122_78": "「パパッ! ママッ!」", "104000122_79": "「離してッ! ソーニャッ!」", "104000122_80": "「ダメよッ! あぶないわッ!」", "104000122_81": "「……クソったれな想い出ばかりが領空侵犯してきやがる……」" }