{ "404000811_0": "ミーナとミョルニル", "404000811_1": "「少々の斬撃では、再生は防げないか。\\n ならば――ッ!」", "404000811_2": "「まだだッ!!」", "404000811_3": "「……なんとか、倒し切れたか……。\\n くッ……」", "404000811_4": "「ッ!? 身体が……」", "404000811_5": "「十発、二十発で足りないなら、\\n 何百発でもぶち込んでやるッ!」", "404000811_6": "「まだまだッ! もっとだッ!」", "404000811_7": "「――チリ1つ残さねえッ!」", "404000811_8": "「はあッ、はあッ……。\\n くそッ! 手間取らせやがって……」", "404000811_9": "(このまま続けても、こちらが不利になるばかり……。\\n イチかバチか、やってみるしかないわねッ!)", "404000811_10": "「ここがこの戦いの分水嶺……。\\n 必ず勝利してみせるッ!」", "404000811_11": "「はあ――ッ!」", "404000811_12": "「そう、攻撃すれば再生する。\\n それがカルマノイズの性質――それならッ!」", "404000811_13": "「幻と牽制で動きを止めているうちに、\\n 力を溜め、大火力の一撃で葬り去ればッ!!」", "404000811_14": "(もっと、もっと力を溜めて――今ッ!)", "404000811_15": "「食らいなさいッ!!」", "404000811_16": "「……ギリギリだったわね。\\n こっちも、限界……」", "404000811_17": "「これは、少し休まないと……動けそうもないわね……」", "404000811_18": "「デ―――スッ!」", "404000811_19": "「調がいればユニゾンで押し切れるのにッ!」", "404000811_20": "「攻撃が単発じゃダメみたいデス。\\n 単発じゃなくて連続――いや、同時攻撃ならッ!」", "404000811_21": "(アタシの攻撃をアタシが追い抜いて、同時に当てるデスッ!)", "404000811_22": "「これでも食らうデスッ!」", "404000811_23": "「――そしてええええッ!」", "404000811_24": "(一気に距離を詰めて、同時に――ッ!)", "404000811_25": "「マスト、ダ―――イッ!」", "404000811_26": "「やった、倒したデスかッ!?\\n ……およよよ?」", "404000811_27": "「か、身体が動かないデス……。\\n 流石に、無理しすぎたデスかね……」", "404000811_28": "「……」", "404000811_29": "(かなり消耗しちゃったけど、\\n やっとカルマノイズの動きに目が慣れてきた……)", "404000811_30": "「響が待ってるんだ。――だからッ!」", "404000811_31": "「動きさえ抑えてしまえばッ!\\n はああああ――ッ!」", "404000811_32": "「……よかった、なんとか倒せた」", "404000811_33": "「はあ、はあ、はあ……」", "404000811_34": "「各地の装者、カルマノイズを撃破ッ!\\n ですが――」", "404000811_35": "「ギアのシグナルがデュオレリックから通常ギアに変化ッ!\\n これ以上の戦闘継続は無理と思われますッ!」", "404000811_36": "「残りのカルマノイズはッ!」", "404000811_37": "「響ちゃんと調ちゃんがそれぞれ相手にしている個体と、\\n 先ほど新たに現れた個体で、計3体です」", "404000811_38": "「1体は野放しの状態か……戦いの疲労があるだろうが仕方ない、\\n 戦闘の終わった装者を、先ほど現れた個体の場所へ向かわせろッ!」", "404000811_39": "「だが、戦いが厳しい者は、時間を稼ぐことだけに専念させろ。\\n 仲間が集まったところで一気に叩く」", "404000811_40": "「了解ッ!」" }