{ "337000531_0": "「…………」", "337000531_1": "「…………」", "337000531_2": "「でも、良かった……\\n どんな形であれ、安藤さんとまた、こうして……」", "337000531_3": "「うん。ありがとう。助けてくれたのはわかってる。\\n だけどね――」", "337000531_4": "「退くわけにはいかない、わたしたちなのです」", "337000531_5": "「もう一度、話をする事は――\\n 戦うしかもう、どうしようもないのかな……」", "337000531_6": "「わかり合えないのかな?」", "337000531_7": "「わかってもらう必要がないからね」", "337000531_8": "「…………」", "337000531_9": "「だって、竜姫を背負って戦う乙女心――\\n 最後の覚悟と決断は、ここに来るまでに済ませてきた」", "337000531_10": "「……覚悟と、決断……\\n でも、わたしにだって、ゆずれない願いは――」", "337000531_11": "「そうだよね。\\n たぶん、本気で戦うって、きっとそういう事だもの」", "337000531_12": "「だから、誰にも口を挟ませない」", "337000531_13": "「誰かに割って入られるなんて、たまらないですもの」", "337000531_14": "「…………」", "337000531_15": "「そろそろ始めようよ、シンフォギア。\\n 話をする前にぶん殴るってのが流儀なんでしょ?」", "337000531_16": "「わたしの流儀は、ぶん殴ってでも話がしたいのと――\\n いつか、そんな方法を取らずに済む方法を探し続けることだ」", "337000531_17": "「…………」", "337000531_18": "「あんたってば本当に――あたしがずっと憧れて、\\n まるで手が届かなかったヒーローそのものなんだね」", "337000531_19": "「ありがとう。あたしはヒーローになれなかったけれど、\\n ここには確かにアニメみたいなヒーローがいるって信じられる」", "337000531_20": "「――だから、あたしはッ!」", "337000531_21": "「わたしたちはッ! もう――」", "337000531_22": "「飛び立つことをッ、恐れないッ!」" }