{ "333000321_0": "「二課の装者が現れました。ノイズとの交戦に入る模様です」", "333000321_1": "「オートマシンに並行世界の装者……。\\n 彼らだけで大事無く事態を収束できるでしょう」", "333000321_2": "「いつもみたいに\\n オレたちもノイズを倒しにいかないのか?」", "333000321_3": "「ノイズの被害を食い止めたい気持ちはわかりますが、\\n 今は、こちらの足取りをつかまれるわけにはいきません」", "333000321_4": "「辛抱してください」", "333000321_5": "「私たちは影護。\\n 私たちの戦いにも意味はあるのですから……」", "333000321_6": "「わかってはいる……だけど」", "333000321_7": "「翼、我慢しよう」", "333000321_8": "「…………」", "333000321_9": "「お姉ちゃんたちは装者なんでしょ?\\n ノイズと戦わなくていいの……?」", "333000321_10": "「それは……」", "333000321_11": "「もしかして、ノイズと戦えないの?」", "333000321_12": "「……いや、戦える。これまでも、聖遺物を奪う傍ら、\\n ノイズと戦い、人々を助けてきたんだからッ!」", "333000321_13": "「だけど、オレたち影護は、影から世界を救う組織」", "333000321_14": "「組織のためにも――いや、世界を護るためにも、\\n 目立つわけにはいかないんだ……」", "333000321_15": "「ごめんな……」", "333000321_16": "「……」", "333000321_17": "「ああッ、打ち漏らしたッ!\\n まったくどこ狙ってるんだッ!」", "333000321_18": "「2人も本当は人を護るために戦いたいと思っているんです。\\n どうか、わかってあげてください」", "333000321_19": "「……うん」", "333000321_20": "「ありがとう。\\n 君はとても利発な子のようですね」", "333000321_21": "「くそッ!\\n オレがあの場にいればもっと早く片付けられるのにッ!」", "333000321_22": "「…………」" }