{ "332000841_0": "「……ちょっと待って」", "332000841_1": "「もしかして――」", "332000841_2": "「うん。また敵がいる……」", "332000841_3": "「……見張りデス?」", "332000841_4": "「倒しますか?」", "332000841_5": "「ううん、きりがないから、\\n できればやり過ごしたいかな。少し様子を見よう」", "332000841_6": "「……行ったみたい。もう大丈夫だね」", "332000841_7": "「あの……、ところで、行方不明者の場所や、\\n 館の構造について、どうして知ってるんですか?」", "332000841_8": "「アタシも気になるデス」", "332000841_9": "「それは、あの子に聞いたの」", "332000841_10": "「あの子って……まさか」", "332000841_11": "「あの時の、女の子デス?」", "332000841_12": "「うん、そう」", "332000841_13": "「ちょっと、待つデスよッ! あの女の子は人形で――」", "332000841_14": "「アナベル人形と同一存在なんだよね。\\n それも知ってるよ」", "332000841_15": "「え、知ってるんですか……?」", "332000841_16": "「知ってて話を信じてるって、わけがわからないデスよ……」", "332000841_17": "「あの子は、大丈夫だよ。\\n ……とにかく今は、わたしを信じてくれないかな?」", "332000841_18": "「…………」", "332000841_19": "「……わかりました」", "332000841_20": "「あとで詳しく教えてほしいデスッ!」", "332000841_21": "「うん、もちろんだよ」", "332000841_22": "「確かあの子の話だと、ここに捕らえられてるって……」", "332000841_23": "「でも、誰も見当たりません」", "332000841_24": "「そんなッ!? この場所であってるはず――」", "332000841_25": "「やっぱり騙されてたデスよッ!」", "332000841_26": "「あの時の女の子ッ! ううん、呪いの人形ッ!」", "332000841_27": "「よくも操ってくれたデスッ!」", "332000841_28": "「おかえしはさせてもらうから」", "332000841_29": "「あなたは……」", "332000841_30": "「……」", "332000841_31": "「……あの子じゃ……ない……」", "332000841_32": "「戦いましょうッ!」", "332000841_33": "「一気に倒すデスよッ!」", "332000841_34": "「……でも――」", "332000841_35": "「なッ! 姿が変わっていくデスッ!?」", "332000841_36": "「しかも、まだ変形してる――?」", "332000841_37": "「なんか凶悪そうに変わったデスよッ!?」", "332000841_38": "「まさに、呪いの人形……」", "332000841_39": "「何が相手でも、向こうがやる気なら、\\n 受けて立つだけデスよッ!」" }