{ "331001111_0": "アランのプレゼン", "331001111_1": "「よッ、邪魔してるよ」", "331001111_2": "「奏、この前は留守にしていてごめんね」", "331001111_3": "「ああ、寂しかったぞ。今日は会えてよかった」", "331001111_4": "「今はこの前来た時と違って平和みたいだな」", "331001111_5": "「ええ。特に変わったことはないわね」", "331001111_6": "「あたしは、特撮映画鑑賞になぜか付き合わされて\\n うんざりしてるけどな」", "331001111_7": "「ええー楽しいでしょ?」", "331001111_8": "「一気に何本も観せるからだッ!」", "331001111_9": "「ハハ、あっちでのことが忘れられないみたいだね。\\n ……あの世界の連中は、今ごろどうしているかな」", "331001111_10": "「ドクターはずっとあの調子でしょう。\\n アランさんは振り回されて大変な思いをしてないといいけど」", "331001111_11": "「モスラとコスモスさんたちは島に戻るって言ってたデスね」", "331001111_12": "「これからは平和に暮らしていけるといいな」", "331001111_13": "「おっさんは司令官への推薦を蹴って現場に出続けるって\\n 言ってたっけか。まあ、あの人らしいよな」", "331001111_14": "「ただ、確実に言えるのは、\\n きっとみんな元気でやってるってことだなッ!」", "331001111_15": "「近藤さんッ!」", "331001111_16": "「あん? なんか用か?」", "331001111_17": "「今回の件で、Gフォースはかなりの損害を受けたでしょう。\\n そこで、僕なりに金策を考えてきたんですよ」", "331001111_18": "「お前は顔がいいからな、ホストにでも転職するのか」", "331001111_19": "「違いますよッ!\\n 僕が考えてきたのはキャラクターグッズ販売です」", "331001111_20": "「キャラクターグッズ?」", "331001111_21": "「はい。実はすでに、絵のうまい隊員に頼んで、\\n グッズに使うイラストを書いてもらったんですよ」", "331001111_22": "「それがこれですッ!」", "331001111_23": "「……」", "331001111_24": "「却下だ」", "331001111_25": "「ええッ、どうしてですか?」", "331001111_26": "「装者のことは極秘でってことになっただろッ!\\n それに、怪獣のキャラクター化もダメだ」", "331001111_27": "「可愛く描けてるし売れると思うんだけどなあ……」", "331001111_28": "「ラボの壁にでも貼っとけ。\\n いつかまたあいつらが来ることがあれば、喜ぶだろ」", "331001111_29": "「そうしますか。\\n 彼女たちは今頃どうしていますかね……?」", "331001111_30": "「さあな。ま、どうせ余計なくらい元気でやってるだろ」" }