{ "326001312_0": "「……ッ!」", "326001312_1": "「――くッ!?\\n 威力は相変わらずね……。でもッ!」", "326001312_2": "「連携は全然だわッ! 単発の攻撃とバラバラの動きじゃ、\\n わたしたちには届かないッ!」", "326001312_3": "「そういうことだ。同時に行くぞッ!\\n はあ――ッ!!」", "326001312_4": "「は、はいッ!」", "326001312_5": "「ッ!?」", "326001312_6": "「あなたはわたしが仕留めるッ!\\n はあああああ――ッ!!」", "326001312_7": "「倒したわね」", "326001312_8": "「ああ、このまま一気に進もうか」", "326001312_9": "「ええ、そうね。\\n ――ん? あなたどうしたの?」", "326001312_10": "「くッ……う……。\\n あああああああああ――ッ!!!」", "326001312_11": "「なんだ、何が起きたんだッ!?」", "326001312_12": "「……消えた」", "326001312_13": "「が……は……」", "326001312_14": "「…………」", "326001312_15": "「今回は、響の負けみたいね」", "326001312_16": "「響って強いのか弱いのかわからないわ。\\n さっきまでの響なら簡単に勝てたはずなのに」", "326001312_17": "「戦いの最中に何に気を取られていたの?\\n 集中しなきゃダメじゃない」", "326001312_18": "(……どうすれば、みんなが傷つかないのかな……)", "326001312_19": "(答えはわかってる……。わたしの中から追い出せばいい。\\n わたしの中に、入れないように拒絶すればいい……)", "326001312_20": "(でも、みんなを拒絶するなんて……)", "326001312_21": "(わたしの大事な、大好きな人たちを遠ざけて、\\n 1人になるなんて、やっぱりできない……したくないよ……)", "326001312_22": "「そろそろ時間ね。\\n ……次も目覚められたら、お話しましょう?」", "326001312_23": "「……」", "326001312_24": "「響ッ!? きゃあああッ!!」", "326001312_25": "「発作……さっきのはこれが原因ッ!」", "326001312_26": "「2人とも戻ったのか……。\\n ――状況は見ての通りだ」", "326001312_27": "「おいッ! こんなんで負けるお前じゃないだろッ!\\n しっかりしろッ!」", "326001312_28": "「響さんッ!」", "326001312_29": "「アタシたちがついてるデスッ!」", "326001312_30": "「これは……そんなに酷いのかッ!?」", "326001312_31": "「今までにない激しい発作だ」", "326001312_32": "「くッ……せっかく、疲労問題を解決できそうなのに……、\\n もう少しだけ頑張ってッ! わたしたちが助けるからッ!」", "326001312_33": "「あたしらがついてるッ!!\\n 負けるなッ!」" }